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「最高の話し手」は「最高の聞き手」

今日のおすすめの一冊は、岡本純子氏の『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)です。ブログも同名の「世界最高の話し方」として書きました。

本書の中に『「最高の話し手」は「最高の聞き手」』という素敵な文章があったのでシェアしました。

では、どうすれば、「相手に気持ちよく話してもらえる」ようになるのか。 そのカギを握るのが問いを立てる力、すなわち「質問力」です。 これこそが「会話力の神髄」といえます。
あなたは30分の会話に何回質問していますか? みなさん、試しに30分、自分の会話に意識を向けてみてください。 もし30分間に、相手への質問が3つ以上出ていなければ、要注意のサインです。 「自分の話が止まらない人」、あるいは「話も質問もせず、会話が進まない人」のいずれかの確率大。
エグゼクティブに限らず、会話の中で、質問しない人は、驚くほどたくさんいます。 「より多くの質問した人のほうが相手をよく知ることができ、好意的に受け止められ、 2回目のデートの確率が高かった」というハーバードビジネススクールの研究もあります。 しかし、多くの人が「質問力」の驚異的なパワーを過小評価しているのです。
では、どうすれば、「いい質問」ができるのか。 雑談に悩む社長に、私は「ど」の質問力を極めることをアドバイスしています。 やり方は簡単。「ど」から始まる質問をしていけばいいだけです。
「YesかNoで答える『クローズドクエスチョン』」よりも、「相手に自由に答えさせる 『オープンクエスチョン』」のほうが話は弾みやすいといわれます。 「6W1H(What、Who、When、Where、Why、Which、How)」で始まる質問は、すべて、「オープンクエスチョン」で、どれも「ど」から始まる言葉に置き換えら れます。「『ど』×『6W1H』」で質問は無限に湧いてきます。
「どう思う?」 「どんな○○が好き?」 「どうしたい?」 「どこの出身?」 「調子はどう?」 「どうしたら?」 とくにこの6問さえ覚えておけば、5分、10分の会話は難なく切り抜けられるでしょう。 エグゼクティブの方々には、「『どう』を知れば、動じません」「大切なのは『ど』力」などと、ちょっとオヤジギャグを交えて、お教えしています。 あとで、「うまくいったよ」という反応を聞くのが、楽しみな裏ワザのひとつです。

ケイト・マーフィ氏のベストセラー「LISTEN」の中でこう語っています。

耳を傾けることは話すことよりもずっと大切です。私たちは聴くことでしか、人として関わり、理解し、つながりあい、共感し、成長できません。聴くことは、プライベートであれ、仕事であれ、政治的なものであれ、どのような状況においても、人間関係がうまくいくための土台をなすものです。

相手の話を聞くのに一番よい方法が、「よい質問」をすること。逆に「悪い質問」とは、「はい」「いいえ」で答えるような問いかけのことです。これは話がまったく広がらず、本人も自分が主体的に話をしているという感じがまったくありません。「よい質問」とは、相手が制限なく自由に答えられる質問、それを「オープンクエスチョン」といいます。それが、「ど」のつく質問です。

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