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人生という名の学校

今日のおすすめの一冊は、アンソニー・バーグランド氏の『夢をかなえる習慣』(ディスカヴァー)です。その中から「粘り強さを身につけよう」という題でブログを書きました。

本書の中に「人生という名の学校」という心に響く一節がありました。

あなたは人生という名の学校に入っています。この学校には休みがなく、生涯にわたって毎日なんらかの授業を受けつづけなければなりません。嫌いな授業もあるかもしれませんが、どんな授業でも受けなければならないのです。カリキュラムは多種多様です。仕事、家庭、恋愛、友情、金銭、道徳、健康、趣味などなど。
人はみな、ありとあらゆる授業を受けて成長していかなければなりません。どの授業にも教訓があり、あなたはそれを謙虚な姿勢で学ぶ必要があります。それを拒みつづけるかぎり、その授業は形式を変えて何度もおこなわれます。いわば人生の「補習授業」です。
教訓を学ばない代償はたいへん大きく、場合によってはかなり手痛い損失をこうむります。 しかし、いったん教訓を学んで肝に銘じるなら、なんらかの形で大きな報酬が得られ、豊かな人生を送ることができます。
人生という名の学校では、そこに登場する人たちはみな、教師です。仕事では上司や同僚、部下、お客などがそうですし、私生活では親や配偶者、子ども、兄弟、親戚、友人、知人、恋人などがそうです。 また、乗り物で隣に座る人や街中で道を教えてくれる人などもそうです。
つまり、どの人も、あなたになんらかの教訓を与えてくれる大切な存在なのです。見本を示してくれる模範的な教師もいれば、反面教師もいることでしょう。しかし、あなたはどの人からも教訓を学ぶという謙虚な姿勢を持つ必要があります。それが人生の達人になる秘訣です。

「世の中で起こることすべてに何らかの意味がある」と言われます。いいことも悪いことも起こりますが、それをポジティブに解釈すると、「我以外皆我師(われいがいみなわがし)」という考え方に行きつきます。誰からも学ぶという謙虚な姿勢。これは、小説「宮本武蔵」で有名な作家の吉川英治氏の言葉です。

病気になったら、「もっと健康に気をつけなさいと」との教え。治ってから、今までの生活習慣を改めればいいが、もしそれをしなかったら、何回も同じことが起こるということです。まだわからないのか、と分かるまで教えてくれるのです。病気が師(先生)ということです。

常に、「我以外皆我師 」という謙虚な姿勢を持つ人でありたいものです。

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