人生、勝負は後半にあり
今日のおすすめの一冊は、田中真澄氏の『田中真澄の88話』(ぱるす出版)です。その中から「人生の後半生に必要なのは」という題でブログを書きました。
本書の中に「人生、勝負は後半にあり」という心に響く文章がありました。
「人生、勝負は後半にあり! 」とは、40代でも、50代でも、もちろん60代でも言えること。 少し小金が貯まったとか、家賃収入や年金があるからと、プチリタイアを目指す人は多いが、リタイアという言葉を発した瞬間にその人の成長は止まる。
色々なことに対する興味や好奇心が薄れ、社会との接点もなくなってくる。 つまり、呆(ぼ)ける道をまっしぐらだ。
若い頃から、人からの頼まれごとを気持ちよくやってこなかった人は、人生後半になっても頼まれごとはやってこない。 頼まれたときに、嫌な顔をしたり、引き受けるにしても何か一言テンションを下げるような嫌みを言う人には、二度と話をもっていこうとは思わないからだ。
「頼まれごと」とは、仕事はもちろんのこと、PTAや町内や、ボランティアや公的な役職などにおいて頼まれたことも同じ。 「頼まれごと」は、たいてい、面倒くさかったり、時間がとられたり、今までやってこなかった初めてのことも多い。
人生の後半に自分のやりたかったことをやる、夢の実現にチャレンジする、という選択ができる人は素晴らしい。 しかしながら、自分の夢がなくとも、人からの頼まれごとをあれこれ、ヘトヘトになりながらやり続けるという人生にも味がある。 人のために生きる「頼まれごと」の人生だ。 どちらの人生を生きるにせよ、「人生、勝負は後半にある」。
生涯現役で、いくつになっても成長し続ける人生を歩みたい。
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