見出し画像

少し損をして生きる

今日のおすすめの一冊は、櫻井秀勲氏の『新しい時代は「逆転の発想」で生きる』(きずな出版)です。その中から「引く力は下座行」というテーマでブログを書きました。
ブログはこちら☞https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12619327404.html

「引く力」は一歩下がる生き方でもあります。北川八郎氏はそれをこう言っています。
少し損をして生きていくと人生のトラブルが少なくなる。それは、対立や競争がみるみる消えるから。人に与えることができない人は、逆に少しでいいから自分が損をしてみる。「損をして生きていく」。すると不思議なことに、自分の周りによき人が自然と集まってくる。少し損をしてでも、人に良きものを与える生き方をすると、逆に今の世の中では目立つ。
少し損をすることを覚えると、対立とか競争から抜け出し、生きていくのが楽になる。人は心地よいものにお金を出そうとする。だから、特別に「稼ぐ」という考え方をしなくてもいい。売上や利益を優先するお店や会社は、何か鋭さがある。人々に感謝を持ってやっているお店にはおおらかさとやさしさと信用がある。(繁栄の法則/致知出版)より

「人に与えることをする」とはよく言われることです。これは、笑顔とか愛ある言葉でも(というよりこれができれば最高)いいのですが、「少し損をする」という手もある、ということですね。自分はしゃべらず、相手の話をずっと聞く、というのも少し損をする生き方です。

現代は、前に前に出る生き方、目立つ生き方ばかりが脚光を浴びますが、実は、少し引いた生きかた、少し損をする生き方も、大切なのだと思います。みんながみんな、オレがオレがと、前に出たり、目立つような生き方をしたら収拾がつきませんからね。どんなに意見の対立があっても、自分が引けば、相手とはケンカにもなりませんし、議論の勝者を相手にゆずるという「勝ちをゆずる」ということもあります。

車が信号などで停まっているとき、横道からきた車を絶対に入れない、という人もいますが、逆にニッコリ笑って「お先にどうぞ」とゆずってくれる人もいます。これも、少し損をする生き方です。ゆずると、お互いに温かい気持ちが生まれます。

「引くチカラ」という「少し損をして生きる生き方」はとても大切ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?