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一番多く口にしている言葉

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『喜ばれる』(講談社)です。その中から『「頼まれごと」と「利他の心」』という題でブログを書きました。

本書の中に「一番多く口にしている言葉」という興味深い文章がありました。

どれほど恵まれているかに気がついたとき、最終的にいきつくのは感謝。感謝をたくさんしている人は、神様がたくさん応援したくなるらしいのです。神様は、その人が多く口にしている言葉を、もっとたくさん言わせてあげたいと思うようです。

その人が、その言葉を大好きらしい、と思ったとき、限りない優しさをもった神様は、その言葉をたくさん言いたくなるように現象を起こしてくれるらしい。不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言うのが好きな人は、そんなにそれが言うのが好きなら、そう言いたくなるようにしてあげよう、という構造になっている。

そして、うれしい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる、という喜びの言葉をたくさん口に出している人には、もっと言わせてあげよう、というので、喜びの言葉が出てくるような現象を次から次へと起こす。

神様は、そういう「喜ばれると嬉しい」というプログラムを持った知性体らしいのです。

ヨハネによる福音書の冒頭に、次のような言葉があります。「太初(はじめ)に言(ことば)あり言は神と共にあり言は神なりき」

この言葉をじっくりかみしめると、世界創世のときの世界観を語ったものではなく、聖書ができてから二千年以上経った今も、宇宙を支配している大きな法則をひもといたものではないか、と思えてきます。

これは宇宙の大きな仕組みの発見かもしれません。自分がその言葉をたくさん言ったとき、その口からたくさん出る言葉に神が反応して、その言葉をまた言わせたくなるように現象化してくれる。

それが分かったら、一番良い言葉は「ありがとう」ではないか、と気づくのではないでしょうか。「ああ、幸せ」でもいいし、一番楽しそうなのは「ありがとう」という言葉です。「ありがとう」は言えば言うほど、上のほうで数がカウントされるようです。

そのカウントされた数だけ、天上界にいる神様の持っているたらいに宝物が貯まっていきます。その神様はたいへん華奢(きゃしゃ)な方で、宝物を持ちきれないらしい。「ありがとう」が貯まっていくと、たらいに載せている宝物を持ちきれなくなって、ドッと手放してしまいます。

その「ありがとう」は天上界から落ちてくるとき、一部は金銀財宝になりますが、一部は温かい人間関係や友人関係になったり、社会で面白いことが起きる、という意味でいろいろな楽しい現象になって降ってくるようです。それを楽しみながら生きる。そういう宇宙の仕組みを使いこなしたほうが得かもしれません。

我々は、お世話になっている人が、「こういう系統のモノが好きかもしれない」、と思ったら、似たようなモノを探してプレゼントする。これは神様も同じだと言う。

グチや不平不満を毎日のように言う人には、グチや不平不満が好きなんだから、それと似たようなモノをプレゼントすれば喜ぶだろう、と。するとまた、グチや不平不満を言いたくなるような状況が次から次へと起こるようになる。

逆に、「ありがとう」とか「楽しい」、「うれしい」「幸せ」「ツイてる」と言うことを毎日毎日、何回も言う人には、それと同じようなことが次から次へと起こる。『「ありがとう」を言えば言うほど、その言葉をたくさん言いたくなるように現象を起こしてくれる』

感謝の言葉を多く発する人でありたい。

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