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惜しみなく与える人

今日のおすすめの一冊は、元谷拓氏の『わらしべ長者の魔法』(東京ニュース通信社)です。ブログも同名の「わらしべ長者の魔法」と題して書きました。

本書の中に「わらしべ長者的思考とは」という一節があったのでシェアします。

例えば、「惜しみなく自分の人脈から人を紹介してくれる人」、「自分の持っている有益な情報や経験を後輩や友人に伝えていく人」、「感謝の気持ちのこもったプレゼントをしてくれる人」と、「困っている相手に誰も紹介しない人」、「出し惜しみして、有益な情報も伝えない人」、「何も人の役に立っていない自己中心的なセコイ人」。
どちらの人が成功すると思いますか?もちろん、前者の「惜しみなく与える人」が正解です。『わらしべ長者』若者も、「相手のためになるのなら」という気持ちで相手の望むものを差し出し、惜しみなく与えた結果、自分のブランド価値を高め、最終的には長者と呼ばれるまでの成功を手に入れたのです。
人に心を開き、人に必要とされる情報や知恵、モノを持っていて、それを惜しみなく与えられる人。私が知っている真の成功者たちは、皆そういう大きい器を持っています。そして、惜しみなく人に与えても枯渇することのないほどの情報、知恵、モノなど、より価値のあるものを常に仕入れ続けているのです。
自分の心を閉ざし、人に奪われないようにと自分の知恵や情報、手に入れたものなどに執着していたら、人から必要とされないし、成功もチャンスも手に入らない。人から見て魅力的な価値を見出してもらい、必要とされなければチャンスも重要人物も寄ってはこないでしょう。
また、情報、知恵、モノなど自分の仕入れ方が下手であれば、当然他人から見て魅力的な価値の交換ができないため、すべては自分のインプット次第であるとも言えます。だからこそ、常に必要な情報をストックしたり、考え方をバージョンアップしたり、スキルアップしたりして進化していく努力も必要です。

まさに、「魅は与によって生じ、求によって滅す」という無能唱元氏の言葉がありますが、魅力とは与えることによって生じるもので、他人から何かを取ろうとすれば、その力はたちまち消えてしまう、ということです。

そして、大事なことは先に与えるということです。自分からは何も出さず、もらうばかりの人はケチくさいと、やがて人から疎(うと)まれて、人望も運もなくなります。「惜しみなく与える人」でありたいものです。

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