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生涯をかけて学びを大切にする

今日のおすすめの一冊は、星友啓(ともひろ)氏の『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)です。本書と同名の題『スタンフォード式「生き抜く力」とは』でブログを書きました。

本書の最後にスタンフォード大学の心理学者、フィリップ・ジンバルドー名誉教授の「生きがいに満ちた人生のための7つのヒント」が、本書の視点からまとめてあったので、シェアします。

【過去、現在、未来をバランスよく使いこなす】過去、現在、未来の3つの「時間エネルギー」をバランスよく使いこなしましょう。過去に起こった出来事とポジティブに繋がり、学びを得る。現在の出来事や感情にも心を向け、今起きている物事の流れやエネルギーを感じ取る。その上で、未来に向けて、目標と期待を持つ。過去にひきずられ、今を生きられないのはダメ。将来を考えないで、現在に陶酔しても長続きしない。未来に胸が膨らんでも、今の気持ちを軽んじては幸せになりません。
【生涯をかけて学びを大切にする】興味を持つ。問いかける。考える。想像する。ゆりかごから墓場まで学びを続けることが人生の本質です。社会で求められるスキルや知識が目まぐるしく変化しています。これまで社会のベースになってきた価値観さえも、急速にアップデートされていきます。生涯にわたって学び続けることが、社会を生き抜くカギなのです。
【「情熱リスト」で自分の熱意を育む】毎日やらなくてはいけないこととは別に、現在熱意を持って取り組んでいることや、自分の情熱が向く将来の目標を書き留めておきましょう。この「情熱リスト」をつくることで、自分の熱い思いを再確認できます。また、批判的に吟味したり改めたりして、自分の情熱を育んでいくことができます。
【シャイな自分を捨て、社会でみんなとつながる】シャイでいることは、自分で自分に足かせをはめること。シャイな気持ちは心がまえによるものです。自然原則のように、絶対的に変えられないものではありません。他の人とつながりましょう。自分の思ったことを表現していきましょう。
【自分をリメイクし続ける】ときどき、あたりまえの日常や、決まりきった考え方から、わざと脱線してみましょう。慣れ親しんだ日常を、斬新な人生のアドベンチャーに変えましょう。リスクを恐れず、失敗から学びましょう。
【社会派の「はみだし行動」を大切にする】空気を読んで、まわりに合わせる。本当にやるべきことはわかっているのに、いざというときに行動が取れない。そんな心無い日和見主義は終わりにしましょう。「空気」につぶされないで、建設的な行動を積極的に取りましょう。ちょっと、まわりのみんなからはみ出したってかまわない。社会のためのはみ出し行動は重要なのです。
【社会の変化に貢献するヒーローを志す】エンパシーと思いやりを心の中心に起き、日々、小さなことからでも積極的に行動して、社会のよい変化に貢献しましょう。みんなが何もしていなかったり、ともするとよくないことをしているときでも、やるべきことのために立ち上がりましょう。ヒーローというのは、生まれ持った性質ではありません。ヒーローとは、助けが必要な他の人々のためにリスクやコストをいとわず行動できる能力で、自分で育んでいくことができるのです。

この中でも特に②の【生涯をかけて学びを大切にする】は、他の項目全部の前提ともなる考え方です。まず、学ぶ姿勢がなければ、「新しい行動」は取れないからです。つまり変化することもできないということになります。人生100年の時代になり、ますますリカレント教育の必要性は高まっています。

現状維持の姿勢を取るか、現状打破の姿勢を取るかというのも、学ぶ姿勢がなければ、容易に現状維持に流れていってしまいます。学ぶ姿勢があると、好奇心、情熱、挑戦心、想像力、冒険心、が育まれます。つまり、「生き抜く力」が育まれるということです。

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