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目立つ存在になること

今日のおすすめの一冊は、潮凪洋介(しおなぎ)氏の『文章・コラムの書き方』(ぱる出版)です。その中から『最強のセルフブランディングは「書いて発信」すること』という題でブログを書きました。


本書の中に「東京スカイツリーのように目立つ存在になること」という文章がありました。

書いて発信するということは、東京スカイツリーのように、どこからでも目だって見える状態をつくるのと同じ効果があります。つまり、その他大勢の似たような建物ではなく、あなたの専門分野で、一番目立つ存在になるということです。なにごともまずは目立たなければ、見つけてもらえません。目立つことで初めて、お客さんに存在を知ってもらうことができ、興味を持たれ、ファンになってもらえるのです。
そのためには、強い「個性」を出すことが必要です。まずは、世界一の個性が出せるように、アイデアをひねり出してみましょう。コツはジャンルを「狭くしぼる」ことです。たとえば、恋愛コラムを書いて婚活サービスの集客をしたいなら、ただ漠然と恋愛や婚活全般を扱うのでは、「スカイツリー」にはなれません。どんな婚活法なのか?その個性を突き詰める必要があります。
たとえば、「バツイチ×子連れ結婚の専門ノウハウ」にする、「LGBT専門」にする。「女性からプロポーズする婚活法」にする。「20歳以上の“年の差婚専門”」にする…などです。このように、読んだ人が、「自分のためにあるコンテンツだ!」と膝を叩いてくれるような、ジャンル絞りをします。
ある分野で一番になれば、どこからも目立つスカイツリーになれます。実は、スカイツリーだって、エベレストには負けています。「地上にあるものすべて」という広範囲のジャンルでは、1位にはなれません。「電波塔」あるいは「日本の建物」というジャンルだからこそ、一位になれたのです。
特定のジャンルの「スカイツリー」になることで、あなただけの「スカイツリータウン」にたくさんのファンを呼び込むことができます。あなたが「東京スカイツリーになれる分野」は何でしょう?

ランチェスター戦略という、企業間競争に勝ち残る法則があります。その中の一つに「競争の分野を絞る」というものがあります。世界一とか、日本一をめざすのではなくて、あえて狭い特定の地域の市場にターゲットをしぼり、その中で一番を目指す方法です。そこで圧倒的に大差をつけて一番になるという手法です。

これは、地域でも、商品でも、業界でも同じで、あえて小さな分野を選ぶのです。ランチェスターでは、これを「弱者の戦略」と言っています。小さな会社の取るべき戦略です。つまり、小さな市場では、小さな規模であっても、ちょっとでもユニークなら目立つということです。そして、結果として、一番になりやすいということです。

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