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日本に誇りを持てる教育を

今日のおすすめの一冊は、赤塚高仁(こうじ)氏の『お父さん、日本のことを教えて!』(自由国民社)です。ブログも同名の「お父さん、日本のことを教えて!」として書きました。
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竹田恒泰氏の「建国」についてのこんな話がありました。

平成25年に福岡県で行われた高校生建国意識調査によると「日本はいつ建国したか」「日本を建国したのは誰か」という二つの問いに対して、正しく回答できた生徒は、それぞれ約2パーセント程度しかいなかったという。 もし米国の高校生に「米国はいつ建国したか」「初代大統領は誰か」と問うたら、ほとんど全員が即答するだろう。
中国の高校生に「中国はいつ建国したか」「初代国家主席は誰か」と問うても、やはり同じように全員が即答するはずである。 その理由は「学校で教えているから」に他ならない。 世界に国連加盟国は193ヵ国あるが、学校で建国の歴史を教えていない愚かな国は、おそらく日本をおいて他にない。
日本人が外国に留学すると、現地の生徒たちから日本のことを色々聞かれるが「今年で日本は建国から何年か」「初代の天皇は誰か」といった質問に答えられないと驚かれることになる。 いや、驚かれるどころか、軽蔑の眼差しを向けられるに違いない。 米国に生まれ育っておきながら、しかも高校や大学にまで進学しておきながら、米国初代大統領の名前を知らない人間などいるはずもない。 日本に生まれ育って初代天皇の名前を知らない大学生がいること自体、世界の人にとっては信じられないことなのである。
そして、日本の教科書が建国の経緯を書かない理由は、戦争に負けたことが原因である。 GHQがあらゆる出版物に適用した『プレス・コード』も然ることながら、教科書検閲に用いたGHQの『教科書検閲の基準』の影響が大きい。 GHQは同基準に明記された次の5点について、教科書から徹底的に排除したことが現在にまで影響を与えているのである。
●天皇に関する用語 ●国家的拡張に関する用語 ●愛国心につながる用語 ●日本国の神話の起源や、楠木正成のような英雄および道義的人物としての皇族 ●神道や祭祀、神社に関する言及、等々 (高橋史朗『検証 戦後教育』)より
我が国を建国した神武天皇の話は「道義的人物としての皇族」「楠木正成のような英雄」「神話の起源」の3つの意味において、教科書には名前すら紹介されない。 ゆえに、普及している中学の歴史教科書には、日本の建国の経緯が書かれていない。 神武天皇について触れないであるから当然の帰結である。
天皇や皇族に関する誇らしい逸話や、国民的英雄の逸話をはじめとする、GHQによって消された部分は、占領が解除されても教科書に戻ることはなく、現在に至る。 我が国が独立して回復してから教科書検閲は行われなくなったものの、『プレス・コード』と『教科書検閲の基準』は不文律として今に残っているように思える。 天皇の英雄的逸話を掲載すれば『軍国教科書』と罵られる。 (中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書/令和書籍)

日本の中・高生の自己肯定感が他国に比べて圧倒的に低いのはよく知られた事実です。この大きな原因の一つに、学校での建国の歴史を教えない、祖国を愛せないような教育があると思います。それは、何となく「日本は良くない国だ」という贖罪感を植え付けるような教育でもあります。多感な時期に、悪いことをした先祖がいる国だ、犯罪者の末裔だ、というような教育では、まともな子供が育つはずがありません。先祖を誇りに思えるような教育、先人たちに感謝を持てるような教育が今こそ必要な時はありません。

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