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初々しさの反対は?

今日のおすすめの一冊は、城山三郎さんの『少しだけ、無理をして生きる』(新潮文庫)です。その中から「魅力とは何か」というテーマで書いてみました。


城山さんは、魅力とは「初心」であり「初々しい心」を忘れないことだ、と言っています。人は、年を重ねれば重ねるほど、「初心」を忘れてしまいます。「初々しい」の反対は「ふてぶてしい」です。

「ふてぶてしい人」って「偉そうな人」です。人の話を聞くとき、腕や足を組んだり、ふんぞり返ったり、そっぽ向いていたりする人です。自分は他と違うんだ、簡単には言うこときかないぞ、自分はすごいんだ、という態度が姿勢にあらわれています。でも、まわりからみるとメチャクチャみっともないんですよね。

それから、「ミスをしたり失敗しても謝らない人」です。「反省しない人」。「それがどうした」と自分の弱みを見せません。迷惑をかけられると異常に反応するくせに、自分が迷惑かけても知らんぷり。ちょっとでも謝たら、自分の価値が下がってしまうと、考えているんです。

「図々しい人」です。何かをしてもらうことに慣れているので、当然のことのように自分ファーストです。いわゆる自己中の人。ほんとは不機嫌になるから周りが気を使っているだけなのに、自分が一番でないと気が済まない人です。それと、「態度がでかい人」でもあります。

斎藤一人さんは、この世で人間が一番求めているものは「自己重要感」だと言います。ほんとうは、他人の「自己重要感」を満たしてあげることをしなければいけないのに、奪うことばかり考えます。それが「ふてぶてしい人」です。奪う人って、エネルギーがあるんですよね。強いです。

「初々しい人」って弱々しい感じですよね。弱々しいと人になめられます。だから、斎藤一人さんはそれを、「いばっちゃいけない、なめられちゃいけない」といいます。

そう、それと「もう初々しくなんかねぇよ」なんて言っている人、可愛くないですよね(笑)。いくつになっても、可愛げって必要だと思います。女性だけじゃなくて、男性も、そして年齢問わずね(笑)。

魅力のある人って別の言い方をすると「与える人」です。斎藤一人さんのいうように、相手に「自己重要感」を与える人。ほめたり、人の話をよく聞いたり、驚いたり、温かい言葉をかけたり、感謝したり…そして、この人に、「また会いたい」と思ってもらえる人。

今日のブログ(3分動画も)はこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12603449213.html


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