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壺中天をつくる

今日のおすすめの一冊は、小山龍介氏の『在宅HACKS!』(東洋経済新報社)です。その中から、「新しい領域へのGiveをスタートすること」という題で書きました。

これ読んでいてハッと思ったのですが、研究開発って壮大なGiveなんだな、って。大会社しかできないというイメージがありますが、中小企業でも意外にできるんですよね。たとえば、大学と提携して、研究開発をしてもらうとか。当然、お金はかかりますが、自前でやるのと比べたら、メチャメチャ少ない予算でできます。

それから、自分で色々な会を立ち上げるのも、Giveですよね。趣味の会でも、勉強会でも、なんでもいいです。自分で主催することですよね。合コンでも主催者が一番情報を取る事ができるっていいますから(笑)。参加者の連絡先とか、全部わかっちゃいます。つまりプラットフォームをつくるってことだと思います。宝くじだって、競馬だって、カジノだって、パチンコだって同じですが、胴元が一番儲かるようになってます(笑)。

とはいえ、自分で会を運営し、続けていくのは本当に大変で面倒です。なかなか返事をくれないメンバーから、何回も連絡してようやく出欠の返事もらったり、何度も催促して会費を徴収したり、会場の段どりをしたり、イベントを考えたり…。Giveの精神がなければ到底続きません。

しかし、そのGiveの精神の元にあるものは、「面白がる」ことではないかと思うのです。面白いからやる、楽しいからやっていると、それが自然にGiveになっている。最初からGiveしようと思うとそれは損得に繋がりやすいです。Takeを求めてしまうからですね。でも、「面白い」、からはじめたことは損得なしです。

私の好きな言葉に、「壺中有天(こちゅうてんあり)」があります。これは、狭い壺(つぼ)の中に広々とした天(空)があるという意味で、何か事あった時には「誰にも邪魔されない心休まる自分の別世界を持つことが必要だ」ということです。

その出典となっている物語があります。

《費長房(ひちょうぼう)の壺中有天》
費長房は、勤めていた役所の2階から何気なく通りを眺(なが)めていたが、そこには壺を売っている店があった。やがて店じまいの時間となると、売り手の老人が周りを見回し、誰も人がいないのを見計らって、店先の大きな壺の中に入っていったまましばらく出てこなかった。
不思議に思った費長房は役所が終わるとその店に行き、売り子の老人をつかまえ、先ほどの状況を問い詰めた。老人は「見られてしまったか、仕方が無い、ついて来なさい」と大きな壺の中に誘った。壺の中に入ってみると、そこには花が咲き鳥が鳴き、真っ青な青空が広がる別世界だった(後漢書より)

「壺中天」とは、まさしく自分の「場」です。そこにいれば、一日中でもボーっとできたり、心が休まったりするような別世界。面白がって、Giveして、自分の「壺中天」のような自分の場をつくる…。そんな生き方ができたら人生、楽しいですよね。

今日のブログはこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12610110186.html


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