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新しいものにとりあえず飛びつくことが大事
今日のおすすめの一冊は、村上臣(しん)氏の『稼ぎ方2.0』(SBCreative)です。その中から「クリエイターエコノミーの時代がやってきた」という題でブログを書きました。
本書の中に「新しいものにとりあえず飛びつくことが大事」という心に響く文章がありました。
環境の変化に対応するという意味では、新しいものが出たときに「とりあえず飛びつく」 というスタンスも大事です。特に、新しいプラットフォームが登場したら、とりあえず試してみることをおすすめします。飛びついてうまくいかなければ、すぐにやめればいいだけです。
なぜ、新しいプラットフォームに飛びついたほうがいいのか。大きな理由の一つは、先行者利益を得やすいからです。 既存のプラットフォームには、すでにたくさんのフォロワーを抱える強者がたくさんいます。今からYouTube を始めてすでに一定の影響力を持っている競合に割って入るのは至難の業です。
しかし、新しいプラットフォームに関しては、全員が同じスタートラインからゲームを始めることになります。 新しいプラットフォームが普及するのかどうかはわからないですが、早く始めたほうが有利なのは間違いありません。
新しいプラットフォームは、コンテンツの発信とファン作りの両方に活用できます。 特に既存のSNSに紐付いていればネットワーク効果が働きます。
実際に、 YouTube のブームには乗り遅れてしまった人が、 TikTokで活躍しているようなケースもあります。しかも、狙って人気になったというより、「やってみたら当たった」パターンが多いように見受けられます。 何がハマるかはやってみないとわかりません。繰り返しますが、「とにかくやってみる」が肝心です。
私は「副業のためにはとにかく転職したほうがいい」というつもりはありません。同じ会社で働き続けるのも一つの選択肢です。ただ、最終的に転職しないにしても、世の中の働き方はものすごいスピードで変化していて、新たなスタイルの会社がどんどん誕生しています。こういった情報を感度高く受け止め、興味のある話を聞きに行ったり、調べたりする姿勢を持ちたいものです。
「新しいプラットフォームができたときにとりあえず飛びついてみる」のと同じような感覚で、とりあえず新しい働き方を見ておく・知っておくことが肝心です。
また、《「会社人」から「仕事人」へと変わる》事が必要です。
ヨコのつながりを作るにあたって、最初に取り組みたいのは、「会社人」から「仕事人」 へとマインドセットを変えるということです。 会社人は、自分が所属している会社をベースに物事を考えています。
「会社から寄せられている期待に応えるために働く」「会社に守られているから仕事ができている」など、会社に自分を合わせるという発想で動いています。 一方、仕事人は自分に何ができるかを考えます。 自分が持っているスキルを生かすことを優先し、それによって会社にどう貢献できるかを追求しています。
「会社に守られているから自分がいる」ではなく、「自分がスキルを発揮できているから 会社にいる」というマインドで仕事に取り組んでいるわけです。
仕事人のマインドを持つと、社内のプロジェクトに限らず、社外のプロジェクトでも貢献できるかもしれないと考えられるようになります。これがプロジェクト中心で動くという発想へとつながります。
「プロジェクト中心」で動く人は、もはや会社に縛られることがありません。社内の部署の枠を超えて仕事をするレベルから、会社の枠を超えて「プロジェクト中心」で動けるようになるのです。
私が知る限り、スタートアップで成功している人は、ノリで始めたプロジェクトが盛り上がり、そのまま起業するようなパターンが多いです。「会社の仕事かどうか」などはたいした問題ではありません。興味があること、自分が貢献できそうなことを積極的に見つけて動く習慣を身に付けることが重要なのです。
ヨコのつながりを作る有力な手段の一つとして、最近私が注目しているのが各種のビジネスカンファレンスです。 ビジネスカンファレンスが開催されるときには、しばしばボランティアスタッフの募集 が行なわれます。
ビジネスカンファレンスやイベントに参加する場合は、主催者に近い人、あるいはハブ的な役割を担っている人と積極的につながることをおすすめします。いわゆる「キーパーソン」と呼ばれるような人です。
そういったキーパーソンと仲良くなると、ヨコのつながりが一気に広がりますし、何か あったときに人とつなげてもらえたりします。 例えば「○○に興味があるんですよ」と話したときに、「じゃあ○○さんと話すといい んじゃないかな。今度紹介してあげるよ」と言ってくれることが多いのです。 ぜひ、キーパーソンとのヨコのつながりを意識してみてください。
昨今、会社に勤めながら、カンファレンスやイベント、まちづくりサポートなどにボランティアでスタッフとして参加する人が増えている。ボランティアなので、参加することでお金を得ることはできないが、実はお金を払っても得られない貴重な経験を積んでいる。
それらのイベントに参加することで、様々なスキルや人脈、そしてキーパーソンとのつながりができる。そういう経験が積み重なると、あるとき突然、「クリエイター」としてお金が稼げるようになる。
昔の人は、何かの技術を得るためには、お金を一銭ももらわず住み込みで働いたり、カバン持ちをしたりした。現在では、それが様々なイベントにボランティアスタッフとして働くことだ。
パラレルキャリアを持つため、そしてクリエイターになって稼ぐため、「新しいものにとりあえず飛びつき」そして、自ら「イベントスタッフ」として経験を積むことが必要だ。
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