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仕事はゲーム感覚で

今日のおすすめの一冊は、宮内義彦氏の『グッドリスクをとりなさい!』(プレジデント社)です。その中から「もっと冒険しよう!」と言う題でブログを書きました。

本書の中に「仕事はゲーム感覚で」という心に響く一文がありました。

皆さんはどんなスタンスで仕事に臨んでいますか。 よく「命をかけて」「身命を賭して」などと悲壮感の漂う言葉を並べる人がいますが、 仕事への意気込みは理解できるとはいえ、私からすればナンセンスと言うよりほかにありません。
本来、仕事は生きるためにするもののはずです。生活の糧を得る、そして社会参加を果たし社会に役立つことが第一の目的で、生活の一部に仕事があるといってもいいでしょう。したがって、仕事のために自分の生活を犠牲にするとか、仕事に命をかけるというのは 本末転倒で、そのために命を失っては元も子もありません。
私なら、「仕事に命はかけない、しかし真剣に、一所懸命に取り組む」――そう考えると、 仕事に対してある程度余裕を持って臨むことができ、成果も出しやすくなるように思います。
「失敗しても命まではとられない」と思えれば、いわばゲーム感覚で仕事に取り組むことができるようになり、あれこれチャレンジしてみようという意欲も湧くというものです。肩の力が抜け、発想も自由になることで、仕事の幅もさらに広がってくるものと期待できます。
仕事がすべてで、失敗は許されないなどと思い詰めると、かえって気持ちも萎縮して、結果に結びつかないのではないでしょうか。失敗を恐れるあまり挑戦してみようという意欲も削がれ、気ばかり焦って何も手につかず、何の成果も出せないまま状況が悪化していくという悪循環に陥ることもあるでしょう。
仕事をするうえで何よりも必要なのは、心に余裕をもって新しいことにチャレンジする気持ちを保ちつづけることです。万一失敗しても、次で挽回すればいいと前向きに捉える気構えが望ましいと考えます。
チャレンジも何もしないで失敗もしない。これは最悪ですね。 企業のトップともなれば、絶体絶命と思えるような苦しい場面に行き当たることもあります。正直、これはやらなかったほうがよかったかなと思うこともあります。しかし、「仕事はゲーム」と心に余裕を残しておいて、そのうえでベストを尽くす。その姿勢が大切なのです。

物事を深刻に考えすぎる人はなかなか行動できません。失敗への恐れや、心配が先に立ち、ネガティブな思考に陥ってしまうからです。しかし、逆に物事をゲーム感覚で捉えることができる人は、行動することを恐れません。

ゲーム感覚なら、命まで取られることはないと、軽く考えることができ、何度失敗しても、また挑戦すればいいと思えるからです。真剣は大事ですが、深刻になってしまってはいけません。対する問題が、複雑で難しければ難しいほど、ゲーム感覚でチャレンジすることが大事なのだと思います。

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