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こういう人は絶対に成功しないという条件

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『小さな人生論 2』(致知出版社)です。その中から「蝉の声」という題でブログを書きました。

本書の中に「こういう人は絶対に成功しないという条件」という心に響く文章がありました。

以前、ある経営者に、人生で一番大切なものは何かと尋ねたことがある。その人は「それは自分にもわからないが、こういう人は絶対に成功しないという条件はある」と答えられ、次の四項目を挙げられた。

一つは、言われたことしかしない人
二つは、楽をして仕事をしようとする…そういうことが可能だと思っている人
三つは、続かないという性格を直さない人
四つは、すぐ不貞腐(ふてくさ)れる人

省(かえり)みて、深くうなずけるものがある。多くの人生の達人が教える人間学のエキスは、いつ、いかなる状態においても、常に精神を爽(さわ)やかに奮(ふる)い立たせることの大切さである。

精神爽奮(せいしんそうふん)。そこに人生を開く鍵があるように思われる。

「言われたことしかしない人」は、気づきの少ない人です。気づきや好奇心がないから、自ら動こうとはしません。指示待ち人間でもあります。リーダーとは最も対極にある人です。

「続かないという性格を直さない人」は、忍耐や我慢が出来ない人です。よき習慣を身につけることこそが続けるコツです。どんな凡人も、長く続けることができれば、本物になれます。

「すぐ不貞腐(ふてくさ)れる人」は、自分が甘えていることに気づかない人です。不貞腐れることによって、自分の欲求を、言わなくても分かってほしいとアピールします。だから、気に入らないことがあると、すぐに不貞腐れる、いわゆる幼児と同じです。

「精神爽奮すれば則(すなわ)ち百廃倶(ひゃくはいとも)に興(おこ)る」(呂新吾)

精神がさわやかになって奮い立てば、多くのものが一斉に健全さを取り戻す。その反対に、身体が弛緩(しかん)すれば、すべてに緩(ゆる)みが出て、ダメになっていくということです。「いつも颯爽とした気分でいること」は、とても大事です。

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