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今日のおすすめの一冊は、中村天風師の「君に成功を贈る」です。

今日のおすすめの一冊は、中村天風師の「君に成功を贈る」です。

昭和の三大哲人と呼ばれたのが、安岡正篤、城野宏、中村天風の三人。
中でも、天風先生の経歴はまるでドラマのようにエキサイティングです。日清日露戦争当時は軍事探偵として活躍。今で言う007のようなスパイです。子供の頃から剣術を修行し、英国人に英語も習い堪能に。また、柔道も得意とし、まさに文武両道でした。軍事探偵の頃は、「人斬り天風」として怖れられたといいます。

その後、当時治癒が難しかった結核の一種に罹り、その解を求めて、アメリカに渡りました。コロンビア大学にも入学し、自らの病気の原因を探ったといいます。また、ヨーロッパにも渡り、哲学者や医者を訪ね歩くも、結局、納得のいく答えを見つけることができなかったといいます。

そして、失意のうちに日本に帰ることになるのですが、途中でインドのヨーガの聖者であるカリアッパ師と出会うことになります。その場で弟子になった天風先生は、インドの山奥(カンチェンジュンガ)で2年半修行し、結核は治癒したといいます。

日本に帰国してからは、東京実業貯蔵銀行の頭取などを勤めたあと、ある日、思うところがあり、一切の財産を処分し、「天風会」を設立し、ヨガや体験で得た心身統一法を教えることになったといいます。天風会には政財界の実力者も数多く入会しました。なお、影響を受けた人は、東郷平八郎、原敬(元総理)、宇野千代、双葉山(横綱)、広岡達朗などで、実業界では松下幸之助、稲盛和夫などだと言われています。

このところ、続けて書いている、村上和雄先生、斎藤一人さん、中村天風師もみな同じことを言ってます。それは、すべては物事の見方、考え方によって人生は変わってくる、と。物事には二面があり、どちらを見るかということ。病気になって辛く大変だという面をみるのか、それともまだ元気な部分を見るのか。

「人生は心ひとつの置きどころ」、大好きな言葉です。

このコロナの時代…
是非、中村天風先生に触れてみてください。

ブログ(3分動画も)はこちら☟
https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12592805418.html


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