見出し画像

終わりよければすべてよし

今日のおすすめの一冊は、高橋幸枝氏の『そっと無理して、生きてみる』(知的生き方文庫)です。その中から「ちょっぴり無理して生きる」という題でブログを書きました。

本書の中に「終わりよければすべてよし」という心に響く文章がありました。

人生はやはり、「終わりよければすべてよし」なのかもしれませんね。人生の後半が楽しいほうがいいと思います。若い頃は明るい人だったのが、年齢を重ねるごとに辛(つら)い目に遭(あ)って暗い表情になっていくというケースがあります。逆に、年を取ってからだんだん人生が充実してきて、「年を取った今がいちばん幸せ」とおっしゃる方も大勢いらっしゃいます。後者のほうがいいと思いませんか。

先日、あるご婦人から「いい人生だったと思うためには、どんなことをすればよいのでしょうか?」と尋ねられました。

「あなたが何をしたらいい人生と思えるかはわからないけど、これから何をするかで決まるのじゃないのかしら」そのときはこうお答えしておきました。

人生、やり直しは利きませんが、何歳になっても何かを始めることはできます。何歳になっても、新しい自分を始められるのです。今までがいい人生だったと思えない人でも、これからの人生をよいものにしていくことはできるのです。

ある友人が私にこぼしたことがあります。「クラス会があるのだけど、つまらないから私は出ないわ」。そのとき私が言ったのは、「つまらないなら、自分が楽しくすればいいじゃないの」ということでした。

何事も自分の心がけ次第です。大事なのは前向きに考えて、実際に行動してみることではないでしょうか。そういうとき、心配しすぎるのは禁物です。何かを始めようと思ったとき、今までの何かを変えようと思ったとき、そのときがいちばん若いのです。思い悩まず、やってみましょう。

「今日は自分のいちばん若い日」という言葉がある。今日より若い日はない。だからこそ、田中真澄氏のいう「人生は今日がはじまり、昨日まではリハーサル」なのだ。

学問も、仕事も、趣味も、スポーツも、はじめるのに遅すぎることはない。なぜなら、気づいたときがスタートのときだから。

人生の後半を楽しく過ごすため、「新しい何かを始めること」そして「何事も、自分で、楽しくすること、面白がること」

「終わりよければすべてよし」の人生を歩みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?