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不平を言いながら生きている人

今日のおすすめの一冊は、ゲイリ―・ジョン・ビショップ氏の『あなたはあなたが使っている言葉でできている』(ディスカヴァー)です。その中から「新しい何かを始めるには」という題でブログを書きました。

本書の中に「不平を言いながら生きている人」という心に響く一節がありました。

「人生は不公平だ」と不平を言いながら生きている人は、その見方に沿った行動を取るようになり、やがては被害妄想を抱く。 ある研究によれば、そんな不平をよく言う人は仕事がおざなりになるという。 「がんばったって意味がない」と最初から決めつけているからだ。 不公平だという見方は、こうしてあっという間にその人の現実になっていく。
逆に、「成功はどこにでも転がっている」という見方の人は、仕事に打ち込めるのはもちろん、エネルギッシュで生き生きとした人生を送ることができる。 もちろん、自分は成功できるという自信は、実際に成功するための(大切ではあるが)一つの要因でしかなく、成功へ至る道はほかにもある。 しかし成功への信念がなければ、道のりは険しいものになる。
「そんな信念なんて持ってない」という人には、この本がお勧めだ。 のちにローマ皇帝になったストア派の哲学者、マルクス・アウレリウスは、 「大切なのは、つらいときに『なんて不幸なのだ』と思うのではなく、『がんばる機会が得られて運がいい』と思うことだ」 と言っている。
問題をどうとらえ、どう表現するかは、すべて自分次第だ。 それは足かせにもなれば、前へ進むための踏み台にもなる。 人生を沈ませることもあれば、浮かび上がらせることもある。
アウレリウス帝のようなストア派の哲学者は、外界の物事に影響される必要はまったくないと考えていた。 自分にとっての現実は、自分の頭でつくり出すことができると考えていた。

斎藤一人さんは、「100%の法則」についてこんなことを書いています。 『あなたに起こる出来事。 それはしあわせなこともあれば、不幸なこともあると思います。 それらすべての出来事に対して「これは100%、自分の責任なんだ」と思えたとき、自分の人生を100%コントロールすることができるようになるんです。

これを「100%の法則」といいます。 たとえば部長がいつもあなたにばかり怒るんだとしたら「部長が悪い」とみるのではなく、「私の中に部長を怒らせるなにかがあるんだ」とみる。 そういう目を持つと、「確かに部長はすべての部下に怒ってわけじゃない」ということがわかりますし、「ならば怒られないようにするにはどうすればいいか」ということもわかるんです。

自分が何回も騙(だま)されるんだとしたら、「自分が騙されるのを見抜けない」とか、なにか騙されやすいところがあるはずです。 とにかく、この「100%の法則」は自分に起こる出来事を100%、自分の責任だとみる法則なんです。』(大丈夫だよ、すべてはうまくいってるからね)より

「人生は不公平だ」という人は、自分が悪いとはこれっぽっちも思っていない。 すべて、世間が悪い、政治が悪いと思っています。 つまり、100%の法則ではなく、0%の法則です。 すべて、人のせい、政治のせいだという人は、自分で自分を変える努力をしません。 でも、人を非難したところで、自分は一つ変わりません。 そんなヒマがあるなら、まず自分ができることをすることです。

「大切なのは、つらいときに『なんて不幸なのだ』と思うのではなく、『がんばる機会が得られて運がいい』と思うことだ」

頭の中で、よりよき言葉に置き換えることです。 人生は言葉によって変わることができるます。

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