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文句を言うならやめる、やめないなら、文句をいわない

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『斎藤一人 変な人が書いた人生の哲学』(PHP文庫)です。その中から「人を不安にしない話し方」という題でブログを書きました。

本書の中に「文句を言うならやめる、やめないなら、文句をいわない」という心に響く一節がありました。

仕事に行き詰ったとき、何をしたらいいかについて少し詳しく説明しましょう。 まず前提として、その仕事、その会社を選んだのは全部あなたの責任だと自覚することです。 

あなたがその会社に入ったのは、誰かに首ねっこをつかまれて事務所に放り込まれたわけではありませんよね。 「この仕事をやれ」とピストルでおどされたわけでもない。 全部、自分が決めて自分で選んだことです。 だから、嫌だと思ったら、いつだってやめられる。 

ブツブツ文句を言っているんならやめればいいし、やめないんなら文句を言わない。 どっちかにすべきです。 

この世の中には、自分が発したものは全部自分に返ってくる法則があるんです。 文句や不平不満を言っていると、それが自分に返ってくる。 試しに空に向かってつばを吐いてみてください。 つばは自分に落っこちてきますよね。 

マイナスなことを言ったり、やったりすると、マイナスなことが返ってくる。 マイナスの波動を出しながら、幸せになることはできないしくみになっているんです。 だから文句を言うならやめる。 やめないで続けるんなら、愚痴、泣き言を言わない。 それだけで起きる現象が違ってきます。 

「そんなことで変わるんですか?」 と驚く人がいるけれど、本当です。 挑戦してみる価値はあります。 1円もかからないしね(笑)。 要するに神様からマルをもらえるような生き方をしていればいいです。 そうすると神様からマルが返ってきます。 そして文句を言わずに仕事を続けると決めたら楽しく続ける工夫をすること。

 《文句を言うなら、仕事をやめる。やめないなら、文句を言わない。》

向田邦子さんのエッセイの中にこんな話がある。 『父は私たち子供がチョコレートを選ぶ際、絶対に取替えを許さなかった。 「お前はいま、掴んだじゃないか。文句を言うなら自分の手に言え」』(無名仮名人名簿) 

兄弟で、小さな粒のマーブルチョコの取り合いになったときの話だ。 人生は取捨選択の連続だ。 受験、就職、結婚… 

だって、「親に言われたから」、「学校の先生に強く勧められたから」、と人のせいにする人がいる。 どんなに強力に勧められようが、尊敬する人に言われようが、結局最後に決めたのは自分だ。 

「文句を言うならやめればいい」のは、なにも仕事だけではない。 結婚だって、学校だって、自分で決めたものは、すべて、「文句を言うならやめればいい」。 そして、「文句があるなら自分の手に言え」、なのだ。

 「文句を言うなら、仕事をやめる。やめないなら、文句を言わない」、という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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