今日のおすすめの一冊は、櫻井秀勲(ひでのり)氏の『人を味方につける男、敵にする男』(三笠書房)です。その中から「場の空気が読める人に」という題でブログを書きました。
本書の中に「相手に花を持たせる」という心に響く文章がありました。
◆相手に花を持たせるとは、その人を立てて功を譲ったり、 人に名誉や手柄を譲ったり、相手に恥をかかせなかったりすることだ。
何か議論になってしまったようなとき、あえて反論せず、「そうですね」と言って引き下がるようなこと。 ムキになってやり合えば、ケンカになってしまい、関係も悪くなる。 正しさを競って、相手をやり込めることができたとしても、何の得もない。 サッとやり過ごすことだ。
「自分の方がすごいんだ」とか「私のがもっと知っている」と競うのは、傍(はた)から見ていて見苦しいし、人間が「小さい」とみられてしまう。 そして、人としての器の大きさが問われる。 だからこそ、勝ちをゆずることだ。
人と話をしていて、自分の方が多くしゃべってしまう、というのも同じ。 人の話をじっと黙って聞いている、出しゃばらないし、静かに控えている、ということは人間関係にとって、時に、とても大事なこと。
相手に花を持たせる人でありたい。
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