今日のおすすめの一冊は、西田文郎氏の『ここ一番に成功する運とツキを呼ぶ方法』(三省堂書店)です。その中から「ツキとはチャンスをつかむ能力のこと」という題でブログを書きました。
本書の中に「目上の者は敬う」という心に響く文章がありました。
「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」(永六輔・無名人名語録)
以前、飛行機の中で赤ちゃんが泣き止まないのを怒り、ヒステリックに非難した有名人がいた。 また、よろよろと歩いているお年寄りに向かって、「気をつけろ、このくそばばあ」と毒づいている若者を見たことがある。
人は、大人になると、自分が生まれてきたときや、子供だった頃に、周りに散々迷惑をかけたことを忘れている。 そして、年を取ったら自分も必ず年寄になる、ということにも気づかない。
人の痛みや悲しみがわからない人には愛がない。 それは、慈愛(じあい)という、親が子供をいつくしみ、かわいがるような深い愛情のことであり、そっとほほ笑み、だまってじっと見守るような慈母(じぼ)のような愛でもある。
会社や組織や家庭において、そこにお年寄や子供あるいは社会的弱者に対しての愛がなければ、ギスギスとした冷たい集まりとなってしまう。
お年寄りを敬う気持ちを持ち続ける人でありたい。
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