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企業は競争する

競争が技術進歩と経済成長を生む

起業をするなら、どんなビジネスをしようか?君が起業をするならば、まず考えるべきは『死なないこと』起業するなら、圧倒的な知識が必要だよ。始めようとしたビジネスは、すでに世の中にないかな?あるとするなら、それとの違いは?戦わずに済む方法は?(孫子の兵法を読んでね)まずは、知ること、知り続けることが大切だよ。

例えば、次の選択肢を考えてみよう

① カップラーメンを製造、販売するビジネス

② Tシャツを製造、販売するビジネス

③ 電力を製造、販売するビジネス

④ 機関車を製造、販売するビジネス

①は、既に大きな会社がいるよね。カップラーメンは、販売するお店がないとゼロから普及させるのは難しいと思うな。

②は、いろんなブランドや、デザイナー、量販店が販売しているよね。競争相手が多すぎるよね。

③は、政府からの規制が厳しいから新規参入は制度的に大きな壁があるんだ。今すぐにはできないね。

④は、今後も安定して必要になるビジネスだけど、既存企業があるし、製造できても信頼や実績が無いし、需要量も少ないから営業に苦労しそうだな。

この中から新規参入しやすいのは②だろうね。始めやすいってことは、同じように考えているライバルがたくさんいるって事になる。他の選択肢と比べると資格も必要ないけど、誰でも始められる。差別化できないと続けていくのは難しいんだね。君の希少価値をあげておくことが大切だよ。


なぜ企業が競争するのか

例えば、機関車メーカーが3社のままで、鉄道会社が20社から21社に増えたとしよう。需要が増えるけど、供給が追いつかない可能性があるよね。そうすると、鉄道会社が十分な機関車を仕入れることができないかもしれないし、需要が多くなるので価格を上げる可能性もあるよね。こんな風に市場における価格は買い手と売り手の数に大きく左右されるんだ。

ただ、この例や、僕が10代だった頃の携帯電話料金も売り手の数が3社だと、価格の競争にはなりにくいんだ。建設業界では昔談合っていうのがあったよ。

例えば、機関車メーカーが3社のままで、鉄道会社が20社から19社に減ったとしよう。需要が減るから、機関車を余らせないために価格は下がると思うんだけど、3社が共謀して価格を下げないようにすることがあるんだ。こうなると、消費者が不利な取引になるよね。こんなことは、気づいていないだけで古くかある利権にはつきものなんだ。常識とされている事に疑問を持って調べてみて。

こんなふうに価格競争が生まれない時は、政府からの指導が入ることがあるんだけど、政府も手を出しにくい分野もあるから、全てが「正義」の名の下に指導できるとは限らないんだ。ちなみに、第99代総理大臣の菅義偉総理大臣は、政府指導で携帯電話料金を下げるように働きかけているよ。


死なないこと

新規参入しようと思うなら、参入しやすい業種がいいよね。ただ、参入しやすいものには競争率も上がるから利益を上げにくい。利益を上げられないと続けることができなくなる。そうなると、君を応援してくれているスタッフや仲間を幸せにできなくなるんだ。だから、死なない方法を考えて徹底的に致死率を下げよう。

僕がオンラインサロンで学んでいることは、『プロセスエコノミー』だよ。今までとは違う感覚だと思うけど、応援されることって大きな力になるんだよね。またいつか話すね!

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