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健康的にリモートワークを続ける

2020年3月に働き方がリモートワークに切り替わってから、1年と5ヶ月が経った。

その間、他者との会食はおろか会うことすらほとんどしていない。相当孤独な生活をしている気がするが、そうしながら精神的に折れずに仕事を続けるには幾分コツが必要だと思う。

①通勤にに代わる習慣をもつ ②空気(比喩ではない)を良くする ③ストレス対処の習慣をもつ ④適度にあきらめる 、といったところで、少し細かく下に記した。

物品・環境については下の記事に書いているのでこのnoteでは省略する。

朝日を浴びる

通勤時に浴びる日光は生活リズムに多大な貢献をしているようで、睡眠外来の医師から診療のたびに朝日を浴びるようにと念を押される。曇っていても十分に効果があるらしい。

生活リズムへの影響は実際のところ良くわからないが、陽を浴びず起床即北向きの部屋で仕事、なんてことをするとてきめんにメンタルが下がっていく。ベランダに出たり、家の周りを歩くなりして習慣的に陽を浴びるのが良いと思う。

体操する

通勤しない分、歩く時間も立っている時間も減るので、長期的にそれが体幹・筋力・関節に与える影響は…一度でも整形外科にかかったことのある人なら不安に思うだろう。

体操をしても座っている時間が長くなることには変わりがないので、どこまで事態の改善に繋がるかは不明だが、ストレッチ効果の高そうな体操を毎朝している。(当初はラジオ体操をしていたが、最近はこれ https://www.youtube.com/watch?v=jPeHKtiFXIg )朝に日光を浴びながら運動すると習慣化できるし気持ち良いので続けられてお勧めだ。

二酸化炭素濃度を低く抑える

仕事部屋で窓を開けずに仕事をしていると朦朧としてくる。最低限の換気の仕組みは動いているので(24時間換気システムという微弱なやつ)、当初は空気が悪いとは思わず、会議が続いて脳が疲れたのかな?などと思っていた。

ふと気になってCO2メーターを購入して計測してみたところ、普通に空気が悪かった。web会議で喋っていると1時間もたたず要換気の水準になる。窓を開けてサーキュレーターを外に向け、素早く換気すると意識もしゃっきりとする。

朦朧としていた時の生産性を返してほしい・・。

除湿する

上記のように頻繁に、あるいは常時換気しているので梅雨から夏にかけてはジメジメする。湿気と仕事のストレスに同時に耐えるのはかなり厳しいが、エアコンで除湿すると寒い。空気を冷やして水分を凝結させ、その分湿度が下がった空気をはき出す仕組みらしい。

寒くならない除湿機は暑くなる(どちらかしかないのだ)ので、どうかな、と思っていたが、実際使ってみると大した問題ではなかった。湿度が低いと多少暑くても快適に過ごせるし、暑ければ冷房を入れればよい…。それにしても、これだけ電気を消費しないと快適に過ごせない土地になぜ首都を作ったのか。

遠隔でもできるだけ人と会話する

コロナ以前の世界では、人は他人と会話することでストレスを解消していた。この代替手段はないので、web会議なり電話なりで人と会話する機会を確保するほかない。また、直接会う機会がない人とテキストだけで連絡し続けるのは結構なストレスになる。

なので、チャットでもいいのでは?という内容でも、時にはvideo通話や電話で話してみる。意識して手短に雑談もする。これだけで大分心が軽くなる。迷惑では?と思わなくもないが、相手もリモートで疲弊しているので多少雑談できた方が良いに違いない(迷惑かもしれない…)。

ストレス対処: 瞑想・筋トレ

かつては飲みに行ったり、往時のように大音量で音楽を聴きに行ったり、友達と集まったりして日々の強いストレスから解放されていたが、今はできない。ワクチンが普及して行動指針が明らかになってくるまでは…。

外出と同じレベルでストレス解消できる行為は残念ながらない。それにできるだけ近づけるよう、瞑想と筋トレを習慣化している。疲れてきたら、瞑想する。かなり疲れてきたら、筋トレする。

ちなみに瞑想はいわゆるマインドフルネスというやつで、呼吸にだけ意識を集中する時間を設け、心を落ち着けるという趣旨のもの。寺に行って禅の体験をしてきたこともあるが、大体同じだった。気になる人は適当な本を読んだり、ガイドAppを使ってもいいかもしれない。

リモートで出せる自分の生産性を把握する

リモートワークでは絶対に生産性が下がる(通勤時間節約の効果は脇に置くとする)。コミュニケーション効率や、自宅・家庭の事情、モチベーションの差異が理由だと思う。これは長期戦なので、オフィスでの仕事と同じパフォーマンスを出し続けようとしても続かない。

どの程度が自分のリモートワークの生産性で、どの程度まで改善できるのか、どこが限界なのかを見極めるのが、無理せず続けるためには必要だ。

仕事の代わりに勉強する

どうしても集中できない時間が出てくる。いや、昔も結構あったが…、増える。一人で集中し続けるのは困難なのだ。

一方でその時間を無為に過ごす訳にもいかないので、集中できない時間は勉強する。Udemyを見るだけならどれだけやる気がなくてもできるからだ。今、勉強時間を作ることは、今後のために一番大切なことかもしれない。

適度にあきらめる

よく「人は二つの別種の強いストレス――例えば仕事と家庭――を同時に受け止めることはできない」と聞く。実際に経験した人も多いのではないだろうか。コロナ禍ではそれが3つ4つと増えていく。育児や介護をしている人は、周囲の手を借りられない。(COVID-19以外の)病気になった時に医者にすぐかかれない。あるいは孤独感を強く感じる人もいるかもしれない。

そんな状況で、仕事で無理をしてはいけない。無理して倒れても、医者にかかれないかもしれないし、その瞬間に育児や家庭が詰むかもしれないのだから・・。

従って、深刻な結果を招かない範囲で、場合によっては周囲に迷惑もかけ、適度にあきらめて、無理せずできる範囲で仕事をしていくのが大事だと思う。

皆さんもどうぞ無理なさらないように。

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