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美容室のタブレットで更に儲けられないか
3ヶ月ぶりに髪を切ってきた。野武士そのものだったがこれで晴れてシティボーイ、いや、ボーイ……シティ男性だ。
紙の雑誌ではなくあれこれ読めるタブレット端末が普及して何年か経った。鏡の前のテーブルにタブレットがもう一つ増えていて、美容の広告を流している。広告専用端末らしい。
それぞれにビジネスモデルはあると思うが、貸与事業者も美容室もそれで儲かっているのだろうか?大したビジネスでは無い気がする。COVID-19が怖くて散髪中も大して口を開かないので、何かできないか考えてみた。
飛行機に似ている
髪を切られている間は椅子に座りっぱなしで動けない。その間、タブレットで雑誌を読める。この構図は飛行機に似ている。ということは、タブレットで買える機内販売と同じフローで何か売れるんじゃないか?
店に置いてあるものを売る
機内販売ビジネスは滑っていると思う。節税以外に機内で買う理由がないし、安いのかも分からないし、欲しいものも大抵ないからだ。
一方で、美容室で何か買った経験は皆さんもないだろうか。といっても僕はヘアワックス程度だが…。髪を切りに来ていて、仕上がりを気にしているのだから、美容室でたまにプッシュされるような整髪関連品や付加サービスに興味があるのは普通のことだ(買わなかったとしても、興味がない訳ではない)。
髪に興味がある人が、商品・サービスカタログをじっくり見ることができる時間をみすみす捨てているのではないか?
他で買えるものであっても、プレミアムなものであれば十分だろう。普段売っているものや付加サービスを載せておけば良い。髪に集中している時間に、関連する商品やサービスをブラウズして勉強できて、欲しいと思った時に買えることが肝要だと思う。
決済のハードルがない
髪を切った後はレジで支払う。タブレットで「購入する」を押した後は、レジで支払えば良い。担当者が後で一緒に代金を受け取ればいい。
顧客も心理的なハードルが低くなるし、決済を実装しないでいいので実装はとんでもなく楽になるだろう。なんなら購入したことを忘れたまま帰っても大した問題にはならない。
かなり見てもらえるのでは?
雑誌を手に取る人は多いだろう。「雑誌」の横に「ヘアケア商品・サービス」のアイコンを置いておけば結構な人が真面目に見てくれるのではないだろうか(紙の商品カタログや口頭での推奨と比較したら圧倒的だと思う)。
おそらく大事なのはUIの綺麗さだ。UIが整っていると、押し売り感が減り、顧客は「ニュートラルな立場で髪に関する情報を収集している」気分になるからだ。
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