契約を受注する側から発注する側へ

営業からマーケティングへ移り、SOW(業務明細書)を受注する側から発注する側へ立場が変わった。
細かな契約調整上のリスクを管理しながらタイミングよく締結する、という業務をするという点ではどちらも変わらない。変わらないが、抑えるべきポイントは大分異なる。

営業であれば、提案・交渉はもちろん、時期がずれても対応できるのか、急な減額依頼が来たらどう着地できるのか、要件変更を吸収できるか…といったことを見込んで契約を目指すことになる。

一方、発注側では、「予算調整がつくか」「事業上の〆切に間に合うよう発注・検収できるか(大抵急がなければならない)」「手続き面で差し戻されないか」のリスクをみながら上手く着地する必要がある。
いずれも、受注者である営業の立場だったら無理くり調整できる話題だが、発注者はその壁を超えることが許されていない。(営業職は、そうしたコンプラの課題をデリバリー部門や財務、はたまた発注者に肩代わりしてもらえる特殊な職種だと言えるだろう)

後者の呼吸がまだ掴みきれていないのでヒヤヒヤしながら数多の発注調整を行っている。何とかなりますように。

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