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クラファン「Kickstarter」特化の外部の力

こんにちは、香りのコミュニケーター HIRO です。

BackerKit で Pre-Order 開始しました。海外のクラファンのエコシステムの一つに、クラファン終了後に実施するアンケート兼ロジスティックプラットフォームがあります。BackerKit はその最大手です。このプラットフォームで、バッカーさん(ご支援者様)は追加支援ができたり、クラファン期間中にプレッジ(支援)できなかったバッカーさんの支援を受けることが可能となります。ページを確認

クラファンの概要です。⬇️

プロジェクト:記録に残る最古 1000 年前の調香にインスパイアされたお香の商品です。平安時代を代表する「六種の薫物」の現代版となります。源氏物語にもそのうち 4 つが情景描写として記載されています。
タイトル:Incense Inspired by 1000-Year-Old Japanese Blends|千年前の日本へ誘う香り                                 ⭐️ ファンディングゴール 50 万円は 3 日で達成!!!
⭐️ 開始後 2 時間で、優秀なプロジェクトの称号「Project We Love」をKickstarter Team からいただきました。

クラファン特化のマーケティング会社の選択

私たちは開始 2 時間の Project We Love、3 日目のファンディングゴール達成後、多くのマーケティングの会社からアプローチいただきました。

クラファン前後に活用できるプラットフォーマー、ソーシャルメディア広告、多分インフルエンサー系も、Email マーケティング、データベースマーケティング、PR 会社など。

もともと、自社だけでプロモーション活動をするつもりでした。が、蓋を開けてみると、事前準備が充分ではなかったので、お声かけはありがたいとともに、あまりのサービスの多さに途方に暮れてしまいました。

ですが、クラファン期間は 30 日。すでに、3 日過ぎてます。サービス依頼をした途端にすぐにプロモーションが走り出すわけでもなく、各社を吟味していたら、クラファンは終わってしまいます。

活用したサービスの詳細は以下に記載しますが、短い時間で私が決めた判断基準は、クラファン開始 5 日以内に連絡が来た会社、先方のコミュニケーションの取り方、オンラインミーティングでの調整がすぐ取れるところ、そして、もちろん金額。

先方からのファーストコンタクトの内容。クラファン期間にもよりますが、通常より時間が限られている、プロモーションの仕込みをして、潜在的バッカーさんに反応してもらうまでが 30 日なので、実際にはプロモは3週目までにかけないと結果が出ません。なので、最初のコミュニケーションで、先方がどこまでご自身のサービス内容や実績を簡潔に記載しているかは、貼り付けてあるリンクをクリックするか否かがとても重要です。リンクだけを貼ってメッセージをくださるサービスも少なくはありませんでした。一眼で見て、内容が入ってくるコンテンツ。もっと素晴らしいのは具体的な提案まで記載してくれる担当者。スピード感のある担当者。

そして、金額。どこまで、外部のプロのサービスにお金をかけるか。今回の場合は、1,000 USD (= 約 100,000 JPY)に設定しました。この根拠は、ファンディングゴール対して、プラスで調達できた数字です。個人の基準であって、一般的な考え方とは限りません、悪しからず。

最後に、サービスをクラスター化し、マクロな観点での目的・目標も踏まえた上で、どのサービスが直接的にクラファンの結果に効果があるか。

採用判断基準

プレローンチページを約 2 週間アップしたのですが、その間にお話しした会社は Facebook Pixel 連携プラットフォーマーでした。元 Kickstarter の方が立ち上げた会社で、Facebook 広告がトリガーになって、Kickstarter で プレッジをしたご支援者を特定します。元デジタルマーケターとしてはこのようなデータが取得できること自体に感動!でしたが、Facebook 広告戦略の充分な準備ができていなかったため、断念。次回の Kickstarter チャレンジでは絶対活用したいと思います。

クラファンは、始まりであって、終わりではない。

私はクラファンをマーケティング戦略の一つとして、ロングタームで捉えていたので、今回の外部の力の採用判断基準をマクロの視点に置きました。

PR 会社

目標としては多くの媒体にプレスリリースの掲載と、特定の媒体に書いてもらうことは、ローンチ前からのプラン。しか〜し、以前自分が記事を寄稿した媒体には取材も受けて、掲載に繋げたけれど、それ以上はメディアリスト作成まで。その他の媒体への仕込みができてなく、すでにジャーナリストと関係構築のできている PR 会社のアカウントマネージャーに直接連絡してもらった方が、遥かに効果があるはず。ローンチ前にアプローチした PR 会社のフィーはかなりお高く、後で皺寄せがあると確信していたので、ファンディングゴール達成後のお声かけは感謝。こちらフィーが 1/16 になりました。

外資大手 PR 会社にいた経験もあったので、自社でプレスリリースは用意したものの、さすがプロ!今風のデジタル時代に即したリリースを用意してくれました。結果、800 以上の媒体に掲載いただきました。が、プレスリリースの内容以上の掲載は、残念ながらありませんでした。

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こちらの会社の採用でよかったことは、1)プレスリリース配信サービスプラットフォーム使用料は個人で配信すると、実際に PR 会社にお支払いしたフィーより高くつくところ、安く、多くの配信サービスを活用。2)PR 会社がピッチしたジャーナリストのコンタクトリストを入手、フォローアップが可能。

ロングタームのマーケティングプランでは、目標の一つ、特定の媒体に取材を受け、ジャーナリストの独自の視点で記事書いてもらえるようなフォローアップに活用できます。

ソーシャルメディア

新規フォロワー獲得はやはり広告!なのですが、今回のコンバージョンはフォロワー獲得ではなく、Kickstarter のプロジェクトページへのリード。

FacebookとTwitterは基本ですが、Instagramは対象としていない会社が多いように見受けられましたが、3 つのプラットフォームを網羅していることがこちらの条件でした。

今回採用した会社は、契約するとプレッジとして 50 USD の支援をしてくれます。さらに、Super Backer のデータベースも開示していて、Influencer、 そこそこ名前の知られたメディアのジャーナリスト、YouTuber のソーシャルメディアアカウントへアクセスできます。そのデータベースには残したコメント数、支援プロジェクト数まで確認できます。

Super Backer もジャーナリストも Twitter のアカウントを活用している方が多そうで、DM しました。本来、カスタマイズしたメッセージを送るべきでしたが、時間との戦いの中、マスな内容のメッセージを送りました。実際、お返事をくださった方もいました。

さらに AI に基づいたプレスリリース配信も提供しているのですが、恐らくAI というより SEO の観点からキーワードを散らばす感じではないかと。

すでに、PR 会社からプレスリリースを 2 週目に配信しているので、こちらのプレスリリースは 4 週目の前半に配信するよう依頼しました。

EDM

ここまで来ると、Kickstarter コミュニティーの中だけで完結できるかもと思い、Super Backer さんにだけ直接働きかけるマイクロ視点になります。

Super Backer さんのメルアドのデータベースが購入でき、追加料金で EDM も配信してくれます。クリエーティブはこちらで作成するものの、オープンレートなどデータも確認できるプラットフォームからの配信で、自社で使用しているプラットフォームですと、Opt-inしていることが前提で、そのほとんどがブロックされてしまいかねないので、助かりました。

こちらの会社はとても親切で、キャンペーンページの課題点と解決策を10 個ほど提案してくれました。全てを採用したわけではないですが、次回のクラファンに役立ちそうです。また、こちらが作成したクリエーティブがうまく先方のプラットフォームに乗っからず、かなりの時間を費やしてバグ修正を一緒にしてもらいました。

終わりに

さらっと、Kickstarter エコシステム内のマーケティング会社について見てきましたが、プロジェクトのローンチ前・中・後とそれぞれの棲み分けがあるようです。

また、プロジェクトクリエーターとして、それぞれのステージで準備するプロモがわかったので、次回または他のプロジェクトをお手伝いする際に役立てたいと思います。

Kickstarter は終了したけど、BackerKit で Pre-order 中なので、ご支援いただけると嬉しいです❤️

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#クラウドファンディング #キックスターター #ProjectWeLove

お読みいただきありがとうございます!香り(嗅覚)の世界は徐々に注目を集め始めていますが、まだ多くの方々には未知の領域です。試行錯誤中ですが、スキをクリックしてくださったり、シェア・コメントなどいただけたらとても嬉しいです。