かぼちゃのたねをまきました
「クリスマスの歌でコールアンドレスポンスしたい」という突然の思いつき。
その頃、私の子どもたちが通う小学校で、たまたまPTA本部役員を(その年だけたまたま)していた私が(なぜか)立ち上げることになった、読み聞かせボランティアサークルでの活動も、その思いつきのきっかけのひとつ。
平成23年に始まった、そのボランティアサークルは、今も続いていています。
その活動の中で、絵本に楽譜(うたやふし)がついている本も取り入れることになった時、私がピアニカで伴奏をつけ、読み手さんが歌う、というスタイルが確立していきました。
歌付き絵本、結構たくさんあるんですが、小学生相手には、ちょっと赤ちゃんぽい内容もあったりで、もっとこんなんあったらいいのにな〜あんなんあったらいいのになぁ〜などと思いながら伴奏していました。
そのうちネタが尽きて
思うようなのがないなぁ…ていうか、クリスマスの曲でコールアンドレスポンスしたいけど、そんなんないかなぁ?となった時
「ないなら、作ればええんや!」
と思いついたわけです。
そうして
「クリスマスのうた」
(平成23年 松下きょうこさん作、スケッチブックの原画絵本)
私の実家で飼ってる猫の歌
「チーズのうた」
(平成24年 松下きょうこさん作、原画紙芝居)
私と娘の母校、和歌山県立南部高等学校で飼われている、アメリカンミニチュアホースの歌
「ナンナンとベベのうた」
(平成28年 松下きょうこさん作、原画紙芝居)
ぼちぼち、身の回りのことをそのまんま歌にする、〇〇のうたシリーズが出来上がっていきました。
チーズのうたと、ナンナンベベの間に
「うめぼしおにぎりのうた」を作りましたが
その歌は、色々あって、その時点で紙芝居などに作品化することが叶いませんでした。
なので、曲だけ作ってお蔵入り、という状態でした。
でもその「お蔵入り」状態には、後に「お蔵入りで良かった!」と心の底から思う日が来るんですが、その時点では知る由もなく。。。
この、「めっちゃ時間かけて、出る時を待つ」ということだったんや!!!
ということを身をもって経験してからというもの、私は、何かが予定してたのにキャンセルになる時は、
「今はその''時"じゃないねやな」
と、静観できるようになりました。
そして、ほんまにチャンス(その時よりもビッグなチャンス)が訪れて、「来た来た、今やな!今がその"時"やな!」と、世に生まれ出る(大袈裟)私の作品を誇らしく思うのです。(実際は蔵に入れてたことも忘れていた)
松下きょうこさんにお願いして、作品を作っていたこの頃の私は「花の種」で、種に養分を取り込み、土の中で太らせている時期で、プロのイラストレーターさんに、大事なことを叩き込んでもらった時だったなぁと、心から感謝しています。
つづく
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