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私立中学合同相談会に行くべき人とは?

行ったことがなかったので、初めて参加してみた。


合同相談会とは

いわゆる私立中学校の展示会。

各学校が小さなブースを出していて、そこで短時間の説明会や個別相談が行なわれている。

申込後、抽選で当選したら参加可能。
落選することもあるのかはわからない。

当日の参加者は、ものすごく多いという個人の感想。
1時間ごとに入場時間が決められているが、それでも並んで順番に入場する状態だった。

学校ごとに特色を出していて、展示物にこだわっている学校もあれば、おそらく業者に丸投げしたんだろうなという学校もある。

説明会を頻繁に行なっている学校がある一方、ずっと個別相談だけをしている学校もある。
人気のある学校には人だかりができているが、人が素通りしてしまい、呼び込みをしている場合も見受けられた。

印象に残った学校

今回は娘のためなので、女子校を中心に見て回った。

豊島岡女子

ちゃんと用意してきたんだろうな、という印象のプレゼンテーションをしていた。
声を張って遠くの人にも届くように、
「運針をする学校と覚えてください!」
と言っていたくらいだから、かなり基本的なことから話されている。真面目なイメージがそのまま伝わってくる。

女子学院

写真を拡大してラミネートし、紙芝居のように説明していた。
人が多くあまり声が聞こえないが、温和そうな先生が話す学校行事は魅力的。

桜蔭

ある意味一番印象に残ったのだが、展示がとても雑だった。
手をかけていないような資料を、プリントしてラミネートもせず、そのまま貼り付けたような展示。
見たときは説明会もしておらず、個別相談だけをしていた。
逆に王者の貫禄を感じてしまう。
工夫しなくても、来る子は来るでしょって思っているような。

東洋英和

説明会で、何人かの卒業生の事例を話していた。
1人、入学当初からすべてにおいて優秀で、課外活動でも結果を残し、生徒会長も経験し、東大とハーバードに受かったというすごい子の話があった。
それほどすごい子だと、学校の力というよりその子がすごかっただけでは、と思ってしまう。
一方で、「そんな子が魅かれた東洋英和とは何か?」と興味も湧いてくる。展示会においては成功か?

英明フロンティア

今年のキャラ変校。
バシッと作り込んだ展示で、予備校講師のようなプレゼンターが饒舌にプレゼンしていた。
展示も力が入っていて、「すごそう」感出ていた。
ただ、芝国際のことがあるから、知っている人は手を出しにくいんじゃなかろうか。

その芝国際は、閑散としていた。
武蔵とかもはじっこの方で、人は少ない。
展示場所の利もあるように思うが、どうなんだろう?
最も人が多くて、説明会待ちが出ていたのは海城だった。

全体を回ってみたが、その学校の特色がわかるかというと、かなり微妙。やはり直接行ってみないと学校の特色はわからない。
子どもを連れて行くなら、時間は取るが1つずつ回ったほうがよさそう。

では、どんな人が行くべきか?

①私立中学にどんな学校があるか知りたい人

数多ある学校の表層を知りたい人。

その学校のウリを一言で表してくれている場合が多いので、知識がゼロに近い人は行ってみるのもアリだと思う。

各学校のパンフレットをいっきに集められるのもメリット。
もらえばもらうほど重くなるのだが。

まずは、親が子どもに見せるための志望校を絞るために使うとよいイベントじゃないかと感じた。

②気になる学校の先生に直接聞きたいことがある人

学校説明会でも聞けなくはないだろうが、より近い距離で聞けているよう見えた。

特定の学校で特に確認しておきたいことがある人は、参加するといいと思う。

子どもの参加は必要か

小6ではなさそうだけど、小4、5らしき子たちはかなり多かった。
ただ、子どもと一緒に参加するメリットは少ないかもしれない。

うちも娘と一緒に参加する予定だったが、午前中にサピックスオープンがあり、夕方は地域のお祭りに行きたかったようで、父だけ参加。

中には熱望校なんだろうな、と感じるほど食い入って説明を聞いている子もいた。
そういう子は、参加しておくのはメリットがあるだろう。

個人的には、過去問で見た学校がたくさんあっておもしろかった。

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