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父へ

お父さん、今朝は冷え込みました。まだ暗い内の4時半ころに起き出してラジヲを聴くのですが、番組が終わった6時ころには美しい朝日が枯れて落ちかけた木の葉に当たり金色に輝いていました。直ぐにまた鈍色の景色になりましたが。

転居と転職の話は順調に進んでいます。施設長は僕に諦めたようで、僕が降りる外部のアルバイト職について後任探しを始めるようでした。僕を呼び止め、それは一人でやっていたのか、それとも二人か、た尋ねられました。こちらがスムースに退職できそうなので、退職のアナウンスをしてもいい気がしてしまいますが、そこは人事。決まるまでは何があるか分からないもの。静かにしていましょう。

世話になった取引先には少し漏らしました。それは、来年の仕事を頼まれたからです。忙しくなるので引き受けられないとお断りしましたら、理由を尋ねられたのです。もう居なくなるから、と。彼は驚いて、それは寂しくなりますと言ってくれました。そうした仕事も一旦リセットです。