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日本教育で足りないステップ

最近の娘は、おはじきに夢中です。
実はこれ、遊んでいるのではなく、数のお勉強をしています。

現在の日本教育の【足りないステップ】を補う作業です。


大人は当然のようにできるけど幼児には難しいことは意外と多いということを、最近になって痛感します。
その一つが、「数列」と「数量」の対応です。

我が家の娘ちゃんは、保育園での取り組みのおかげで、100までの数を数えることができます。
ですが、「数を数える」ことと、「ものの数量」が一致していませんでした。

1〜5まで数えることはできるが、
●●●●●←これが【5】だとピンとこない。

イチ、ニ、サン、シ、ゴ…という文字列を覚えているだけで、それが量と結びついていないのです。


幼児期は、脳の発育の関係で、視覚から受ける影響が強いのだそうです。
なので、小さい3つと大きい1つがあったとすると、【大きい1つ】の方が価値が高いと捉えてしまう。

それが、成長して視覚優位性が落ちてくると、数と大きさを分けて捉えられるようになります。
さらに、トレーニングを繰り返し積むことで、ようやく数と数量が対応するようになってきます。
そこまでくると、プリントなどの学習に向かうことが出来る、という順番です。

幼児期は何よりも「体験」が重要なので、自分で行動して経験を積む取り組みを、大人がサポートする必要があります。
これは幼稚園や保育園でも重要視されていることです。

しかし、その体験と知識をつなぎ合わせる段階を経ることなく、多くの子どもたちは小学校に入学して「学習」を始めることになります。

この「体験と知識をつなぎ合わせるステップの欠如」が、多くの子どもたちの「勉強がわからない」の一因になってしまっている気がしてなりません。

このステップを補う仕組みが、早急に必要だと感じます。


まさに、体験と知識が繋がっていなかった娘。
なのでまずは、おはじきを使って数と数量を合わせる練習を始めました。

おはじきはそれだけで、子どもたちの興味を誘ってくれます。
おはじき触りたさに、一生懸命!

具体的な練習方法の試行錯誤は次の記事で。


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