朗読セミナー完走!
会社員をずっとやっていたら、セミナーに参加することもなかった。
だが、近年会社勤めではなくなったことで、平日の日中に習い事をする時間が生まれた。
歌は数年前にガッツリ習った。人前で披露することにはあまり興味はないけど、挑戦もした。
そして、歌は習うものじゃないというのが、わたしにとっての着地点だった。
書くことは、数年前にガッツリ習った。毎週書いて書きまくり、そして書きたいことなんて、実はほとんどないことに気づいた。
朗読は、実はそれほど興味があるジャンルではなかった。
読むことには自信があった。でも、しっかり習ったことがなかった。軽い気持ちでセミナーへの参加を決めた。
同じクラスの皆様は、超ベテランの朗読名人ばかり。
初めて参加した日、朗読は一筋縄にいかないことを思い知った。自分の朗読の時はもちろん、他の参加者の方に対しての先生のコメントも、勉強になった。
ある参加者の方の、「先生はその方のレベル感に合わせてコメントをしているよ」という言葉がきっかけで、他の方がどんな読みをして、どんなアドバイスを受けているのか、一層注目するようになった。
同じ文章を読んでも、こんなに違いが出るのか、という面白さが朗読にはある。
歌も同じかも知れない。でも、文章の方がメロディーに縛られない分、表現の自由度が大きい気がする。
今日迎えた最終回は、ラジオ番組での朗読の披露である。
セミナーで得たのは、新しい扉を開いた感覚だ。
歌でも、朗読でも、書くことにおいても、小手先の表現には興味はない。
今、少しだけ扉を開いて、その先にはまたまだ新しい発見がありそうな気がしている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?