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0153 学ぶということ

子どもに宿題をしてほしいと思うのは何故だろうか。

「宿題をしなさい」と言う裏側にはどんな気持ちがあるのだろうか。


・決まりを守ってほしい
・学力を身につけてほしい
・先生に怒られるからやってほしい
・しつけのできない親だと思われるからやってほしい
・勉強する習慣をつけてほしい
・みんなやってるんだからやってほしい


他にもあるかな…?


どんな思いがあるにせよ、
「宿題しなさい」と言っても
やらない子がいるのだろう。

それでも、
どうしてもやってほしいから
「宿題しなさいって言ってるでしょ!!!」って
怒るんだろうな。

私も、宿題に関してではないが、
やってしまうことがある。

娘に対して。
保育園に行く準備が全然進まず、
もう行くよ!!って言ってるのに行かない。

行くって言ってるじゃん!!
いいから行くよ!!!!

言ってしまう。
だけど、これで動きたくなる人なんていないよね。

脅して、怖がらせて、それで行ったところで
お互い嫌な気持ちしか残らない。

だけど、自分に余裕がないとやってしまう。
だから、気持ちもわかる。


わかった上で。

宿題やってくれなくて、
いつも宿題やりなさいって言う人は
違ういいかたは試したのかな?

その子は、宿題やる気あるのかな?

宿題は必ずやらせた方がいいのかな?

宿題に限らず、
ゲームやYouTubeの時間を守らないとか

スマホをいつから持たせるかとか…

こういうことって
各家庭、考え方があるよね。

子どもの特徴も違うし
親の考え方も違うし
経済状況も違うし
環境も違う

そんな中で
他の家庭の情報を知ることは
どんな意味があるんだろう。

いやもちろん、
参考にすることはできる。

だけど、
決定するのは自分自身。

今の時代、
どんなことでも調べたら方法はいくらでも出てくる。

学ぶことができる。
学んでいるのかな?

少なくとも…

昔の私は学んではいなかった。

子育てに関して、
全くと言っていいほど
学んでいなかった。

産婦人科で子どもを産んだ後、
どのくらいの感覚で授乳するとか
おむつの時に男の子も毎回拭くのか?とか
どのくらい寝てくれたらいいのか
どのくらい、どんな声かけをしたらいいのか

会社復帰はいつがいいのか
子どもを預ける保育園はどこがいいのか…


全く知らずに、
同じ悩みを持つ人たちと
ただただ困ったね〜
わかんないよね〜
なんでこんなしんどいの〜
なんで誰も助けてくれないの〜
なんでわかってくれないの〜
って。

ただただ文句言ってた。

自分で調べもせず。
学びもせずに。


そりゃ、わかんないよ。
学んでないんだから。

だから、
わからないことがあるなら、
学ばなきゃ。

知りたいことがあるなら
調べなきゃ。


だけど、知らないことがあるってことにすら
自分では気づいていなかったのかもしれない。

何がわからないのかもわからない状態。

これって、
本当に教育を与えられてきた結果なのかもしれない。

自分から学びを求めたのではなくて
与えられた学び。

宿題なんて特にそう。
やりなさいって決まっていることだからやる。

これってね、どんな意味があるの?

なんのためにやるの?
それがわかっている子っているのかな?

それを理解している子っているのかな?
そもそも先生たちも理解しているのかな?
納得しているのかな?

私たちは、
あまりに学ぶのが下手くそなのかもしれない。


学んだことを、活かすのも下手くそなのかもしれない。

活かし方を知らない。


私はまさにそうだ。

学校の、覚えたら点数が取れる
定期テストは成績も上位だった。

だけど、
その学んだことを活かす
模試や受験はダメだった。

学んだことを活かし方がわからなかったんだ。

そしてきっと学び方も良くなかった。

自分の好きじゃないことも学んでいたから
楽しくなかったんだ。

そりゃ、学ぶの好きじゃないよな。
うまくできないよな。
自分でわからないことがあった時に
学ぼうって思わないよな。


大人だって、学び方がわかってない。
そして、大人になったら、もっと学ばない。

日本人の30代の平均読書冊数(月)は
1.6冊らしい。

(毎日新聞社「第64回読書世論調査)

 また、毎日新聞社「第64回読書世論調査」(平成22年9月実施)の結果によれば、書籍を「読む」と答えた人は全体の48%で前年と変わらず、雑誌を「読む」と答えた人は58%で前年より3ポイント減となっている。読むジャンルは、「趣味・スポーツ」(49%)、「日本の小説」(36%)、「暮らし・料理・育児」(36%)、「健康・福祉・医療」(32%)が上位となっている。
 1日の平均読書時間についてみると、書籍が26分、雑誌が24分の計49分で前年より3分短くなっている。1ヶ月間の読書量については、おおむね若い人ほど読んでおり、書籍についてみれば、10代後半2.2冊、20代2.3冊、30代1.6冊、40代1.4冊、50代1.4冊、60代1.3冊、70代以上1.0冊となっている。本を読む量や時間について、71%が以前と比べて減ったと回答している。

国民の読書推進に関する協力者会議(第7回) 配付資料 資料3.「国民の読書推進に関する協力者会議」報告書素案

宿題をしなさいと言っている大人全員が、こうとは限らない。
もっと読んでる人もいるかもしれないし、
全く読んでない人もいるかもしれない。

だけど、もしね、もし、
親が全く本を読まず
勉強をしている様子も見られなかったとしたら、

その親に「勉強しなさい」って言われて
「よし、やろう!」って思えるかな?

「なんでお母さんは勉強しないのに
僕だけしないといけないの?」

ってならないかな?

親が積極的に読書をしていたり
勉強している姿を見たら、
「勉強しなさい」なんて言わなくても
勉強することが当たり前って
なるんじゃないかな?

親は、勉強できる環境づくりはしているかな?

子どもが勉強しやすい環境の作り方を
学んでいるかな?

子どもがやる気になる声かけを学んでいるかな?

子どもが学ぶようになって欲しいのであれば
まずは親が学ぶ姿をみせたらいいんじゃないかな?


そもそも親が、
学ぶ必要性を本当に理解しているかな?
学び方を知っているかな?


子どもに求める前に、
自分はどうかなって
考えてみた方がいいのかもしれない。


私は、自分の母親が学んでいる姿を
みたことがない。

小説を読んでいるのはみてたけど
学びをしている姿はみてない。

きっと、仕事の面でたくさんのことを
学んでいたと思う。

私の知らないところで、学んでいることは
たくさんあったと思う。

だけど、その姿を知らない。
私も大人になって学ぶ方法を知らなかった。


でもそっか。
そうだよね。

私だってそもそも学び方を知らなかったし、
学びの面白さを知った後も、

勉強が好き、
学ぶことが好きって言ったら
変な目でみられて、
そんなこと言っちゃいけないんだと思ってた。

学びたいって言うなんて、
そんなの普通じゃなくて、
仲間はずれにされるって思った。

だから、
こっそり学ぶし、
学んでること知られちゃいけない
くらいに思ってた。


だけど、
学び始めたら、
学ばない人生なんてあり得ない!

学ぶのが当たり前でしょ!!!!

くらいに思ってる。



思い込みって怖い。


「学んだ方がいい」というのは、
あくまで私の価値観。

これを押し付けるものではない。

だけど、
もしも悩んでいること
困っていること、
迷っていることがあるなら

学んでみたらいいと思う。


そして、
その学ぶということのベースになるのが
非認知能力だということを
改めて実感した。


私は非認知能力を学んでいてよかった。

学ぶことは、
とにかく楽しい。

勉強はいやいやするものではないし
そんな勉強をしたところで、
身につくことなんてほとんどない。

まずは、学びの楽しさを
子どもたちは先に理解してほしい。

大人も同じ。

とにかく、
学ぶことって楽しいんだって
それを知ってもらいたい!

学ぶの楽しっ!!!!
学びたい!!
学ぶの最高っ!

NO MANABI, NO LIFE
って言っていこうかな笑
ださ笑

それでは、また明日。


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