見出し画像

1年前を思い出して当時は言わなかったことを書いておく

去年の今頃はちょうどポーランドを訪問していた。
一年経ったので、当時言わなかったことをnoteに書いておく。

単なる備忘録で私のつぶやきなので、お役立ち情報ではない。
そういうの期待する人はここで読むのをストップしてね。

で、1年前。
まさにコロナ禍が始まろうかというときだったけれど、
まだ、海外との行き来を停止する動きは見えなかったし、
息子の舞台を年に1度は現地で観ると決めていたので、
思い切って出かけることにした。

現地空港からバスに乗り、目的地に到着し、
街中を見ると、誰も気にしてない様子だった。
マスクもしてない。いや、むしろしてると、逆に怪しまれるし。

劇場にも舞台を観に出かけたけれど、普段通りだったし。
向こうの人達も特にいぶかしがることも無く普通に接してくれた。
これも今だから言えるけど、
Pokemon GO仲間(息子経由で知り合った)の車に乗せてもらって
レイドバトルしたりとかもした。

まー、向こうの人達が無防備すぎると言えるかもしれない。
(いや、自分もだな、笑)

でも、そういう状況だったんだってことね。
ただの事実よ。

滞在中はやっぱり気にはなっていたので、情報は必ずチェックしていた。
現地の日本大使館とか、外務省とか、航空会社とか。
急に帰国できないシチュエーションは避けたかったからね。
今から思えばかなーりナーバスだったとは思う。

一番面倒だったのは、SNSのやり取りだったなー。
それには結構まいった。

こちらの状況が見えてない人で、海外在住歴のある人が
「こうあるべき」という言葉をアレコレと言ってきた。

ザックリと箇条書きにすると
・そもそも行くべきでは無い
・現地の宿泊先から外出するな
・即、帰国したほうがいい などなど

もちろん、親切で言ってくれたのだとは思うし、
正論ではあるのだけれど、
私にとっては追い詰めてくる言葉でしかなかった。
さらに言うと、迷惑千万だった。

それらは長文コメントだったので、その返答も長文になってしまう。
文字情報で細かいことを伝えるのは卓越したスキルが必要だ。
そこまでのスキルの無い私が対応してたら何時間かかるだろう。
海外滞在中の限られている自分の時間を何に使うのか。
コメントの返答よりは、現地情報を調べるほうが大事だった。

その時に言わなかった言葉は
 あなたの世界ではそうなのかもしれないけど、
 今の私の世界にはマッチしてないかもしれないのだよ。


それよりも、今、どんな状況なのかを聞いてくれて、
今、何が必要かを聞いてくれて、
励ましてくれるほうがありがたかった。
実際、そういう人もいて、不安がどんなに楽になったことか。

この経験から、窮地に陥った人や困ってる人には
「こうあるべき」を伝えるので無く、
「あなたはどうして欲しいですか?」
「今、何が必要ですか?」
「私にできることがあったら連絡してね」と
伝えることのほうがずっと有益だと思った。

今、メンタルコーチやコンサルを生業にしているけど、
この経験はとても役にたってるとしみじみ思う。

困っていて行動できなくなっている人には
正しいことを告げるよりも、共感して寄り添って、
その次のアクションが本人から自然発生的に産まれるのを
見守るスタンスが大切。
これが経験から得た学びね。

あー、また海外へ行きたい。
コロナ禍が落ち着いて、自由に行き来できる世界になることを
心から願ってる。

そして、自分のことを懲りないヤツだと
ちょっと笑ってしまう。

画像はポーランドの建物の装飾。
向こうはアーティスティックなものが溢れている。




サポートありがとうございます。活動の助けになります。嬉しいです!!