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アイルランドに新ビール工場 ディアジオが着工へ

アルコール飲料大手ディアジオ(本社ロンドン)がアイルランドのブリュワリー建設のための許可を得たと発表しました。地元住民との調停により、環境上の苦情が撤回されたためです。業界誌Just Drinks が報じました。

ディアジオは、アイルランドのキルデア県に2億ユーロ(213百万ドル)の投資で建設される「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出ゼロ)」のブリュワリープロジェクトを開始する許可を得ました。地元の住民が環境上の理由で提訴していましたが、この提訴が撤回されたためです。

これにより、同社は新しい工場の建設を開始できることになります。

このブリュワリーは、アイルランドのニューブリッジに98,000平方フィートの敷地に建設され、ブリューハウス、貯蔵施設、出荷エリアなどを含みます。完成すればアイルランドで2番目に大きなブリュワリー施設となり、年間200万ヘクトリットルの製造量となります。

ディアジオは、2022年10月にこの工場の建設を申請し、昨年評議会から許可を得ています。このブリュワリーは約50人の正規従業員を雇用する予定です。

また、エールやビールのブランド(ホップハウス13、ハープ、スミズウィック、キルケニーなど)の製造を、ダブリンのセント・ジェームス・ゲートからキルデアの新工場に移す予定です。これにより、ダブリン工場ではギネスの生産量を増やすことが可能になります。

同社は昨年、セント・ジェームス・ゲートの施設に2500万ユーロ(2700万ドル)を投資し、非アルコールのスタウトであるギネス0.0の生産能力を拡張しました。

Photo courtesy of Deagio

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