自分に愛を注ぐと、相手をそっとしておいてあげられる愛が生まれる。
人は干渉されることを嫌うものだと思います。
誰かに干渉されていることで安心出来たり、介入されている状態でホッと出来たりする人もいますが、別の人からすれば窮屈でしょう。
そういう生き方が悪いわけではなく、それぞれが生きたい生き方。
しかし干渉し合わない方が圧倒的に精神は楽なので、鑑定でもお勧めはしています。
自分に集中する、自分を大切にする、自分を愛する、自分のことを考える。など色々言われますが
それをやることに抵抗感を感じる人も多いです。
周りのことを放っておいている感じがする、自分のことを考えてばかりいると、その人が悪く思わないかな、自分が冷たいことをしている気がする、何か相手のためにしていないと相手が離れちゃわないかな、など。
今まで尽くして生きてきた人からすると、自分が自分の世界で生きる比重が増えることに慣れないのだろうと思います。
ただ、人は干渉されることを嫌うものです。
もう、放っておいて。
と思ったことはありませんか?私は子供の頃、よくありました(笑)
私のことは良いから、自分のことをやってね、とどれだけ思ったか。
自分を愛せていない人は、人のことがとても気になります。
自分をとことん徹底的に愛そうとすれば、人のこともありのまま愛せますし、ある意味何をしててもどうしてても、何とも思わないものです。そして人のことを考える、そんな暇はありません。
その時その時、その人が選んだことをやっているだけで、それが良い悪い、ダメかどうかなんて他者には分からないですから、のんべんだらりしていてもその人が良ければいいのだし、ストイックに倒れかけていてもその人がやりたいならそうさせてあげるのも1つの愛情です。
経験しないと何でも分からない。
倒れるから健康のありがたみが分かる人もいる、一度すべてを失うから、やるべきことがある幸せに気付くこともある。
自分に集中して、自分をとにかく大切にしていれば、周囲のことには意識が向きません。家族であっても。
誰かを幸せにしたい。
誰かのために。
それはとても素敵なことです。
でもそういう意識を持っている時、自分の意識は自分にはありません。
その時、人には期待感や枯渇感、欠乏感が生まれます。
そしてそれを人で埋めたくなって、ありがとうと言って欲しい、喜ぶ顔が見たい、などの反応を求めたりしてしまいます。
ただ、求められる方には苦痛が伴うこともあります。期待されたり、ありのままではいられませんから。
自分のことに集中して、自分を大切にして、自分のことばかり考えると人をそっとしておいてあげるという愛が生まれます。
何かをしてあげる、何かを与えてあげる、という素晴らしくも人間的な愛ではなく、もっと深い菩薩様のような愛であると思います。
どんなにダメダメでも、どんなに常識外れに見えても、どんなにだらけて見えたとしても、そのままでいていいよ、と言ってもらえることが、本当に人を救うことになると思います。
そして自分のことも、そのままでいさせてあげることが、自分が救われることになるとも思います。
そこから、求められたらもちろん手を差し伸べてあげられると、円滑な関係でいられる気がします。
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