蠍座の季節にあなたが学んだ愛。真実の愛を手に次のフェーズへ向かう。

本日、太陽が蠍座から射手座へ。深くて重厚感のあるムードから、軽快なムードへ変わります。

ここ1か月、いかがでしたか？

この季節は毎年、毎日ルンルンで楽々でラフな感じの感情でした~！という方は少ない気がします。胸がズンと苦しくなるような感情と向き合うような季節だから。。

この蠍座期。

それぞれテーマや向き合ってきた事があると思いますが、蠍座はやはり深く、そして重く、人との繋がりや自分の本心と向き合うことになる気がします。

まさにこの曲のこの歌詞のように。

『幸せな瞬間だけを過ごしたいって　ただそんなことを願うんじゃなくて　悲しみや涙も全部受け止めたい　初めて思ったbecause　of you』

『優しい言葉なんかじゃ伝わらないよ　凛とした強さで伝える　生温く愛していたいわけじゃない　今ここに誓うんだ』

蠍座は生温くないんですよね。蠍座の愛はそんないい加減なもんじゃない。

何もかもが本気(ガチ)です。自分に向き合うのも、人に関わることも。

だからキレイな深愛だけでは済まされない、深くてどろどろした吐き気がするような感情と向き合うことにもなります。辛くて苦しくて、逃げたくなる。でも

『今　いる場所を逃げ出すことはそう　すごく簡単だけれど　それはあなたが大切にしていた　夢もきっと失くすことになる』

逃げたくなるほど苦しい‥でも逃げられない‥逃げたい‥でも逃げたくない‥

そんな蠍座期なんですね。

ここまで逃げずにしっかりと向き合ってきたので、あなたは今、ここでこれを読んでいます。よく頑張ったね、合格だよ‥と。

神様はあなたを無駄に苦しませるようなことはしません。

必ず繋がる『何か』があるから、この期間がありました。

あなたは今まで『幸せ』を求めてきたのだと思います。

でもその『幸せ』は『楽しさ』や『嬉しさ』のような喜ばしいことだけを想像していたのかもしれません。だから苦しさや悲しみ、辛い部分から目を背けていたところがあったのかもしれません。

自分の中のそうした感情や、他者のそうした部分に息苦しさを感じていたのかもしれません。

でも人生はそればかりではありません。喜怒哀楽があってこそ人生。

人は病気にもなるし、低迷する時もあります。どん底だってあるし死にたくなるような出来事だって生きていればある。

それもまた『人生』。避けられぬ運命。

他者や物事との関係性の中から生まれる様々な感情をすべて味わい尽くすのが人生なのだろうと思います。人と人が共に生きるということは、喜ばしいことだけではありません。きれいごとや美しいものだけでは生きられない。

苦楽を共にするという言葉通り、健やかなる時に病める時も共に愛し続けていく。それが本当の愛なのですよね。

それなしでは『幸せ』とは言えない。本質ではない。

すべてのバランスがあってこそ『真の幸せ』を感じられる。

闇があるから光が存在出来るように。

陰があるから陽が存在出来るように。

闇と陰。生温くはありません。

ただそこに少し目を向けてみると、それをも包む光に気付く。

闇で苦しむあなたを光で包んでくれる存在が必ず在る。

切り捨て、見捨てるのは簡単です。

でも本当にそれはあなたが望むことなのでしょうか。

本当はみんなに幸せでいて欲しい。自分も、人も。

惚れた腫れたというだけでなく、人として『お互いが幸せでいたい』から苦しいのです。

あなたが本当に望むのは、自分さえ良ければいいという『自分だけの幸せ』ではなかったはずです。

自分軸は大切で、自分のことに意識を向けることは最優先事項です。

でも、、あなたはそれだけを望んでいたのでしょうか？

この世界はそれだけではないことを、心のどこかで分かっているからこそ、深く悩んで苦しんだのだと思います。自己犠牲だと分かってはいるけれど、それでもどうしようもないということはこの世界にはあります。

自分だけのことを考えられるのなら、あなたは苦しまなかった。人として大切なことを分かっているからこそ、あなたは苦しかったのだと思います。

もう自己犠牲はしないと決めたからこそあなたに来た自己犠牲の課題。本当の愛は、自立も依存もないのかもしれません。

ただ愛する。馬鹿かお前はというくらいに人を愛す。狂おしいほど愛す。気がふれるくらいに。犠牲が伴っても。

それが蠍座の世界観。

神様はあなたが幸せになることを望んでいる。

でも一周まわってあなたが『あなただけの幸せ』を考えずにいられるようになった時、あなたは『本当の愛』を知る。

そこには穏やかさや平穏さだけではない苦しみやドロドロがあります。それすらも抱きしめながら共に生きること。それが『人と人の繋がり』なのだと思うのです。

卒業するご縁もあったでしょうし、かつてなく繋がった深いご縁もあったでしょう。それは自分が無理にどうにかするものではなく『自然にそうなった』のです。学ぶべき何かがあってその人と関わる事になっていた。学びつくせば自然と離れ、また新しい出会いがあるのです。

大切にしたいご縁も見えてきたのではないでしょうか。あなたはこれからそのご縁を大切に人生を歩いていきます。

ただ、今までとは違うのは『あなたはもう光だけを求めない』のです。そこに光があるのなら闇をも受け入れる。すべてを統括して、人生を歩むその覚悟が出来たことでしょう。

そしてあなたはまた一周まわって『あなただけの幸せ』を考えていくのだと思います。

＊自分だけの幸せを考えて、自分の幸せを考える

という自己愛優位だったものが

＊自分以外の人の幸せも考えながら、自分の幸せを考える

という大きく広く、そして深い愛へと変わったから。

『幸せな瞬間だけを過ごしたいって　ただそんなことを願うんじゃなくて　悲しみや涙も全部受け止めたい　初めて思ったbecause　of you』

それでも一緒にいたいと思える人が、あなたにとって本当に大切な人なのだと思います。それは自分に対しても。

唯一無二のあなたの涙はあなたが受け止めてあげてください。