遺伝子の記憶
無性に海が見たくなるときがある。
昨日がまさにソレだった。
海を見ると落ち着く。
アオに吸い込まれる。
これは、私は勝手に『遺伝子の記憶』だと思いこんでいるのだけれど、強ち間違いではないだろう。
さて
見たい海の景色には2種類あって
①港(湾内)で船と海
②水平線が見えるような外海(そとうみ)
私の場合はこのどちらかであり、その嗜好はその時々できっぱり分かれるのだが
資格試験のため冷房効いた部屋で勉強三昧なせいで煮詰まり脳ミソ沸騰しそうな私は、天気のよい昨日、とにかく海が見たい欲求を抑えられず、簡単に海を見ることを済ませようと思い立ちドライブへ出かけた。
東へ向かうか南へ向かうか。
全く違う景色が待っている。しかし悩むヒマはない、勉強の時間を削るのはもったいない…
東の、港へ向かうことにした。
幼い頃、父に連れられて客船を見に行ったのが最初の記憶の大型港湾地区である。
20分も走れば、ワクワクドキドキな景色に会えた。
海水浴場があるなら道も混んでいたことだろう…道中、一般道にかかわらず渋滞にハマることもなく小一時間ドライブをして、港町の景色を堪能していい気分転換になり、その後の勉強がとてもはかどった。
たくさんのモノが出入りする港の風景。
やはり私はこの街が好きだなと思う(行政的にはさまざまな問題山積のためお世辞にも好きだとは言いたくないケド…)。
たとえ不自然=人工的な光景でも、海があるって素晴らしい。
海を愛でることはその記憶を子孫につなげていくのだろうなと、改めて感じた週末である。