愛情不足の大人達

私の身近に、マウントを取りたがる人が少なくとも二人いて。

その二人は全くの無関係なのだが
それぞれの生い立ちや現状を聞くと(特に聞きたくはないのだがペラペラと自分で話すのだww)、親からの愛情が不足または歪んで与えられている状態で、どちらも本人はそれを言葉では理解しているようではある。
そして、その環境下で自分が如何に頑張ってきたか、耐えてきたかを話し「だから自分は偉い、すごい、ちょっとやそっとじゃ折れない」と自慢する。

そこまでならいいのだけれど。

その、自分の経験値を基準にして周りの人を比較・審査正してくるもんだから、あれ?と思うシーンが発生する。
反論すると「自分はこうだったから正しいのだ」と説明が始まり、相手の話は入らなくなってしまう。

そこで、育った環境のこと(たとえば親御さん)などに話をふると、不思議な言葉が返ってくるのだ。

「うちの親はおかしいよ?」
「今なら虐待になるかもね」
「でも耐えた分キッチリ育ててもらったと思う」

ここからは私の個人的な意見である。

この人たちは、育った環境も、自分のことも、大好きなのだ。
正しくて、幸せなのだと思う。

けれど周りが不快な思いをしていることに気付かない。
そして周りが特に何も言わなければ、自分の正しさはより決定的なものとなってしまう。
周りの人は、話しても聞き入れてくれないからだんだん黙っていくし、ついには離れていってしまうのに、気付かない。

話を聞き入れないことも、だからマウントを取ってしまう結果になることも
私は、ご自身の受けた愛情不足や歪んだ愛情によるものではなかろうか?と最近感じてしまうのだ。


私は、離れていけるものなら離れてしまいたいほど、苦痛だ。

ただ、今それは叶わない。

なんとか相手のおかれた状況や気持ちを理解しようと、こんなことまで考えてしまったのである。


もう少し、周りに聞く耳を持ってくれたらなぁ…


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