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Entô ch1 / 第1章

Entô=「遠島」

読んで字のごとく、そこまでの道のりは果てしなく遠い珍道中でした。

東京からEntôまではいくつかルートがありますが、いずれも飛行機と船を乗り継いで、5〜6時間の長旅です。今回の旅では出雲経由と米子経由の2チームが途中で合流し、ゴールを目指します。


・出雲経由
JAL:羽田〜出雲〜隠岐 → 隠岐汽船:西郷港〜菱浦港

・米子経由
ANA:羽田〜米子 → 隠岐汽船:堺港〜別府港〜菱浦港


前日まで島根に降り続けた大雨の被害が気になりつつ、羽田から出雲空港に降り立った出雲チーム。
乗り継ぎ便を待っていると、隠岐空港が霧による視界不良のため、クリアになるまで様子見とのアナウンス・・・

落ち着かない気持ちでいたところに、米子チームからの緊急速報。
「日にち間違えて航空券買ってました!」

両チームとも波乱のスタート!!


Entô=「縁島」

続報を待っていると、ニコニコとゴキゲンな赤ちゃんの熱い視線を感じた。
いないないばーとかしながら話しかけてみたら、同じ隠岐便に乗るご家族で、しかも滞在がEntôとな!
これは楽しみですね〜なんて話していたら・・・

飛行機が欠航 ( ̄◇ ̄;) 
出雲チーム、リタイアか?!

一方、(航空券を買い直して)羽田を発った米子チームは堺港からフェリーに乗るという。

フェリー!!その手があったか!
出雲空港から堺港までは車で1時間ほど。
レンタカーして行けば十分間に合う!!

ベビちゃんのご家族にもご一緒しませんかと声をかけると、むしろうちの車に乗ってくださいと。・・・え?!
「旅は道づれと言いますし、これもご縁ですよ」って、どこまでご親切なのですか(涙)

さすが島根!ご縁の国!神様ありがとう!!


旅の仲間

素敵なファミリーの車に便乗させていただき、堺港までのロードトリップが始まった出雲チーム。
これぞ旅の醍醐味!No Travel, No Life!!

新たな旅の仲間は、島根県雲南市の山あいにある「宮内舎」で、グルテンフリーのこだわり玄米麺や米粉の販売をされている小倉健太郎さん&綾子さんご夫妻と、ベビちゃんくまくん(←今回の縁結びの神)

松江から米子に広がる汽水湖「中海」を眺めながら「大根島」や「ベタ踏み坂」といった名所を案内していただき、高まる旅気分。「水木しげるロード」では妖気に惑わされてグルグル迷ったりしながらも、堺港に到着。

乗船前に腹ごしらえをしようとお寿司屋さんに飛び込んだら、米子チームがいるじゃない!!あまりにフツーにいたので笑いました。すでに旅を終えたような安堵感に包まれながら、日本海の恵みをもぐもぐ。のどぐろとかのどぐろとかのどぐろとかが美味しすぎて。

余裕をかましていたはずが、気づけば出航ギリギリの時刻。しかも乗り場を間違えて、全然違う方向に歩いていた旅の御一行。すでに時空がバグり始めていたのかも?

雨脚が強まる中、ダッシュでフェリーに乗り込みます。ゼェゼェ。


(続く)


余談:この第1章を書こうと思っていた日、ふいに立ち寄ったお店のポップアップコーナーに、海士乃塩宮内舎の玄米麺が!!シンクロ具合にビビりました。あんまりびっくりして両方買っちゃった。

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