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改訂版 〜科学小説 熱力学エントロピーの正体〜その4 ひーろまっつん 松尾浩一著

  私が、熱力学エントロピーの研究を始めて、今年の11月で、正確には、14年と8ヶ月間になる。

 私が、都内の高層ビルで設備管理の仕事をしていた当時に、私は、ハイコーダーという、電気設備の故障を確かめるエントロピー測定機器と出会ったことで、私は、再び、熱力学エントロピーの研究を志すことになったのであるが、私が大学時代に購入しておいた、化学onepointの「エントロピーとは何であろうか」という一冊の本を、私は、再び、読んでみることになり、その本を最後まで読んでみても、私には、エントロピーが一体何なのかが、全く、つかめなかったのである。

 それからというもの、私は、熱力学エントロピーが、一体何なのかが、どうしても知りたいと思い、必死になって、インターネットや、書籍を読んで、調べてみたが、エントロピーに関する記事や、本を読み漁ってみても、エントロピーが何であるのかが、全くつかめなかった。

 そこで、エントロピーが何であるのかが、現在でも、まだ、わかっていないのだと気づくことになり、 それならば、私自身で、エントロピーの正体を暴いてやろうと思ったことが、私が、実際に、仕事を辞めて、熱力学エントロピーの研究に乗り出すことになった、理由である。

 しかし、エントロピーについて、調べてみても、エントロピーの正体をつかめないどころか、どこから手を付けて研究をするべきなのかも、当然のこと、私には、全くわからなかったため、まずは、熱力学エントロピーの定義式を、実際に見て、考えてみることにしたのだ。

 熱力学エントロピーの定義式は以下の式で表される。

 ⊿S=⊿Q[J]/T[K] 

 この定義式としばらくの間、私は、実際に、にらめっこをしたのだった。

 そして、定義式としばらくの間、にらめっこを続けた結果、この熱力学エントロピーの定義式において、右辺の分数の分母である、絶対温度Kが、絶対零度に近づいたときに、一体どうなるのか?という一つの疑問が湧いてきた。

 つまり、

 ⊿S=⊿Q/lim(T→0)T

のときに、熱力学エントロピーの、値は、どうなるのかという疑問が湧いてきたのである。

 そして、私は、しばらく考えた。

 その時、私の頭の中には、熱力学エントロピーの値は、無限大になるじゃないか!という、閃きが、一瞬にして、湧き起こったのだった。

 そのようにして、そこから、私の熱力学エントロピーの研究は始まることになったのである。


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ひーろまっつん(松尾浩一)
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