見出し画像

改訂版 〜科学小説 熱力学エントロピーの正体〜その3 ひーろまっつん 松尾浩一著

 私は、仕事を辞め、熱力学エントロピーの研究の道に進むことにした。

 そして、その間の生活費は、それまで貯めていた60万円を元手にして、株式のデイトレードで稼ぐ道を選んだ。株式のデイトレードで、一日当たり1万円も稼げれば、生活自体は何とか成り立つと思い、それまで、貯めておいた、60万円を元手にして、株式のデイトレードにチャレンジすることにしたのだ。

 平日の昼間の時間帯は、株式のデイトレードに費やし、そして夕方から夜にかけて、熱力学エントロピーの研究に勤しむことにしたのだった。

 そして、土曜日と日曜日は、JRAの中央競馬で、場外馬券場や競馬場に出向いて、馬券を買って、生活費を稼いでみることにした。

 株式のデイトレードの方では、何とか、生活するだけのお金を稼ぐことはできたが、結構、時間的に、暇になる時間が多く、昼までの前場で、デイトレードは、大抵は、おしまいにして、11時半過ぎからは、毎日のようにファミレスでランチを食べ、そのあとの時間は、そのまま、ファミレスで、資格取得の勉強に充てることが多くなった。

 私が、当時勉強していたのが、FP技能士の資格だった。

 FP技能士資格については、まずは、三級からチャレンジしなければならなかったが、FP三級は、意外と簡単に取得できた。そして、いざ、FP二級にチャレンジしてみたのであるが、一度目の試験では、学科には合格できたが、実技試験で、試験時間が足りずに、実技試験は落としてしまった。

 そして、FP技能士二級の実技試験の問題を解く訓練を、きちんと、5ヶ月間ほど、みっちり、独学で行った後に、二回目の受験で、実技試験のみを受験して、FP技能士二級に合格を果たすことができたのだった。

 そして、それから、私は、自ら研究所を名乗って、個人事業という形で、株式デイトレードと競馬で生活費を稼ぎながら、また、資格取得の勉強も同時に続けながら、熱力学エントロピーの研究に没頭することにしたのである。

 そして、熱力学エントロピーの研究を約13年間行い続けた結果、熱力学エントロピーの正体を、ついに、発見することになった。

 私が発見した、熱力学エントロピーの正体とは、電流が電線を流れる時に、必ず、熱と、磁界による磁力(吸引力)を同時発生する自然現象が、熱力学エントロピーの発現であることを、最初に、発見したのであるが、後に、私が、研究を続けた結果、エントロピーの正体には、いくつかの形態があり、もう一つの熱力学エントロピーの形態とは、体積変化のエネルギーのことであることも、私は、発見するに至った。

 また、もう一つには、物質が持つ熱力学エントロピーに起因して、起電力が発生することも、私は、発見したのである。つまり、起電力V(ボルト)の発生源となるエネルギーも、物質の持つ、熱力学エントロピーという状態量であることも、私は、発見することができたことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サポートありがとうございます!このお金を私は決して無駄には使いません。これからも、ぜひとも、見守っていてください。よろしくお願い致します。^_^