見出し画像

「続・熱力学エントロピーの正体」~Part12~ひーろまっつん著

§5. 日本経済を回復に導き、更に発展させるためには、今、一体、何が必要なのか?

 現在の日本経済の衰退の理由が、日本銀行が、これまで、行い続けてきた、間違った金融政策にあったことに、前回の記事で、私は、言及するに至った。

 そして、これまで日銀が行い続けてきた、ゼロ金利政策、マイナス金利政策という間違った金融政策をこれまで、日本経済において、行い続けてきた結果が、今日の日本経済が衰退してきた原因であることにも、言及した。

 そして、今回は、これまで日銀が行い続けてきた、異次元緩和策についても、言及することにしたい。

 異次元の緩和策の弊害について、まずは、述べることにするが、異次元の緩和策というのは、お金を異次元的に大量に刷って、市場に放出することであると言えると思うが、この弊害には、まず、お金自体の価値が大きく下がることにあると言える。

 その結果、現在における、異常なまでの金(ゴールド)の価格の高騰を招き、その結果として、お金の価値を大きく低下させ、経済力学エントロピーの値を小さくしてきたことがある。

 経済力学エントロピーというのは、お金を循環させるエネルギーであり、一箇所にお金がとどまることを抑制する働きがあるエネルギーなのであるが、異次元緩和策によって、この経済力学エントロピーの値を小さくするという日銀の行為自体が、お金のする仕事自体をも小さくし、日本経済を衰退させる大きな要因の一つになったことは、間違いのない事実なのである。

 なぜならば、現在、大企業の内部留保だけが大きく膨らみ、日本国民に、お金が全く回っていかない状況を作り出した原因に、異次元緩和策自体が、なっているためである。

 そして、それが、日本経済の衰退をもたらした、大きな原因の一つになっており、ゼロ金利政策、マイナス金利政策と、同時に行うことによって、更に、お金のする本来の仕事を抑制してきた結果が、今現在の日本の経済状況に浮き彫りとなって、如実に現れていることになるのである。

 つまり、異次元緩和策自体が、大企業の内部留保だけを大きく膨らませ、その結果として、日本国民に、お金が全く回っていかないために、日本経済そのものが衰退していったことは、明らかな事実なのである。

 なぜならば、日本国民にお金が全く回っていかないために、GDPの約6割を占めると言われる、日本国民の個人消費が大きく落ち込み、その結果として、日本のGDPが全く増えない状況に、陥ってしまったのである。

 そして、異次元緩和策によって、大企業にのみ株式投資を行ったことで、その一方向への投資行為が、リスクヘッジが全くされない状況を作り上げたことが、アベノミクスの最大の失敗点であったことに、日本の政府が全く気が付かなかったことが、一番の大きな問題点であったことになる。

 なぜならば、投資行為というのは、リスク行為であり、リスクというのはマイナス要因のことであるが、一方向への投資だけでは、決してマイナス同士の掛け算にはならないために、マイナスの効果だけしか生み出さない結果を、もたらしただけになってしまったからである。

 そして、日銀の投資行為は、日本の株価を下支えする要因になっているだけで、日銀や国の利益には一切ならずに、ただ単に、資本家に対して、利益を献上する仕組みの一貫でしかないのだ。

 なぜならば、大企業は、グループを形成して、グループ企業への投資による利益は、その全額が、益金不算入にできるため、課税対象には一切ならず、全ての利益が、大企業の内部留保の積み上げのためだけにしかならないため、日銀は、異次元的に大量のお金を刷って、大企業に対して莫大なお金を、ただ、献上しているだけでしかないことになるのである。

 そしてその日銀が大企業に献上した莫大な金額の一部を、自民党がそれらの恩恵を受けた企業から政治献金として、お金を受け取るためだけのために、日本国民全体の生活が、非常に多大な犠牲を被らされているだけなのである。

 つまり、日銀と国は、自らの利益の全くない、投資効果がマイナスにしかならない行為を、ただ、行い続けてきただけであるために、そのことにも全く気が付けないことが、現在の日本国民の大きな貧困化と、日本経済の更なる衰退だけしかもたらさなかったのである。気が付かないというよりも、見て見ぬふりをしているだけであるとも、とれると言わずにはいられないほどだ。

 私は、以前から、この経済力学の研究結果によって、国家の投資行為というのは、企業側と、国民の側の2方向しかなく、その両方向への継続投資によって、リスクヘッジをきちんと行い、投資というリスク行為のマイナス要因同士の掛け算にしなければ、マイナスの効果だけにしかならず、決してプラスの効果は生まれないことを、訴え続けてきたが、それが如実に現れた結果が、今日の日本経済の姿を表していることにも、これまで、再三にわたり、言及してきた。

 しかしながら、日本政府は、未だ、そのことにも、全く、気がついていないらしい。気がついていないというよりも、見て見ぬふりをしているだけであるといったほうが、適当かもしれない。

 はっきり言って、このままの状態では、やがては、国民生活は、破綻に追い込まれること必至の状態である。

 なぜ、このような、今の日本政府が、日本経済を最悪の状態にしていることに、自ら気がつけないのか?気づいていないというよりも、なぜ、見て見ぬふりをしているのであろうか?

 それは、今の政府与党の国会議員たちが、自分たちのことしか見ておらず、国民のことを、全く見ていないことにあるのだとしか、私には、到底思えないのである。

 今の国民に、日本政府が大増税を課そうとしている事自体も、はっきり言って、今の国民生活が、それに耐えられるはずもないことが、今の政府与党の国会議員たちには、全く見えていないとしか、私には、到底のこと、そう思うことしかできない。

 私は、次の国政選挙において、今の政府自民党・公明党は、歴史的大敗を喫することになるだろうとしか、到底思えないのである。

 自分たちのことしか考えていない政治家というのは、政治家の使命たるものを、完全に忘れてしまっている、ボケ老人のようなものであろう。

 このまま行けば、確実に、次の国政選挙において、自民党・公明党は、歴史的惨敗を確実に喫することになるとしか、私には、どうしても思えない。

 それであれば、その時になるまで待つのも、一つの手かもしれない。

 私は、日本共産党、れいわ新選組、社民党による、現在の、真の野党連合政権の樹立を望んでいるが、そうなる日も、きっと近い!そう思うことで、まだ、完全に、自らの命を諦めないことで、なんとか、これからの原動力とすることしか、できない状況である。

 もうすぐ、きっと、この苦しみから開放される日が、必ずやってくることを信じるしかない!
 
 そう思うことで、なんとか、希望を持とうとしている状況なのです。

 皆さんも、そのように思って、まだ、自分の人生を諦めるようなことだけは、決してしてはいけないということを、肝に銘じて、これからも、ぜひ、頑張り続けることを、決して諦めないでほしいと、私は、思っています。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サポートありがとうございます!このお金を私は決して無駄には使いません。これからも、ぜひとも、見守っていてください。よろしくお願い致します。^_^