日銀がこれまで行ってきたゼロ金利政策、および、マイナス金利政策と併用して行ってきた異次元緩和双方の日本国民にとっての弊害について

　約30年前から２０年間に渡って日銀の金融政策として行われてきた、ゼロ金利政策、および、約１０年前から行われた、マイナス金利政策と併用して行われてきた異次元緩和策双方の日本国民にとっての弊害について述べていきたいと思う。

　まず、２０年間に渡って、日銀によって、行われつづけてきた、ゼロ金利政策であるが、金利がゼロということは、日本円のお金自体の価値が全くない状態を、もたらしたことになる。

　この弊害については、お金自体の増えるという仕事を、わざとさせないことで、日本円のお金の価値を、極端に下げることに、貢献してきたことになる。その結果として、日本国民にもたらされた弊害は、日本経済は、実際に、金融バブルを経験しているというのに、国民の財産を、再び、投資へ向かわせることに繋がっていった。その結果、起こったのが、２００８年９月の、リーマンショックと言われる世界恐慌であったのだ。

つまり、再び国民の財産が、投資に向かい始め、その矢先に、起こった世界恐慌であったため、多くの日本国民が、その弊害を被ることになったのである。

　そして、もう一つのゼロ金利政策の弊害は、インフレであった。

　このインフレは、金（ゴールド）価格の上昇という形で顕著に表れたインフレであったが、その金（ゴールド）の価格上昇に釣られたように、物価自体も、軒並み上がっていくことになった。

　そして、２００８年４月の消費税の３パーセントから５％への増税が、実施されることになった。当時は、増税回避のための、駆け込み需要によって、物価は、さらに、上がっていった。実際に、物価は、駆け込み需要により、約２．５倍近くにまで、一時的に、急激に、膨れ上がることとなった。

　そして、２０１０年ごろから始まった、マイナス金利政策と異次元緩和策という、本当の意味での、国民への悪夢が始まることになる。

　異次元緩和策によって、大量の円通貨が、日銀から、新規発行されて、さらなる、潜在的インフレが加速していくことになった。そして、実際に円の新規発行の分だけ、私たちの財産の価値は、潜在的インフレによって目減りし、その日銀から、新規発行された、異次元的に大量の円通貨は、国債の購入に、その多くを充てられることになったのである。

つまり、実際に、国の中央銀行が、新規通貨発行が可能であることについて言及すれば、実際には、国の信用で発行できるのではなく、その国の国民の財産を目減りさせることで、新規通貨発行が可能なことになるのである。つまり、国の信用とは、国民の財産を基に、実際に、成り立っているということになるのです。

実際に、国債の購入を日銀が進めていったことは、私たちの資産を目減りさせた分の円通貨で、日銀は、実際に、国債の購入を進めていったのであるから、日銀の新規発行通貨の原資はすべて国民の財産であることになるが、その国民の財産を用いて、日銀は、既発国債の購入を進め、国からの国債の償還金を、すべて、手に入れることに成功したことになる。

このことは、つまり、国民から集めた税金を国債の償還金として、さらに日銀の収入に献上することになったのであるから、日本国民は、事実上の国からの、二重の搾取対象と、実際に、されたことになるわけである。

それは、なぜならば、日銀の利益は、全て、実際に、国庫に入るためである。

　この30年間の間に、実際に、国と日銀は、日本経済を悪用した、国民からの搾取構造の構築に成功し、国と日銀からの実際の搾取を、日本国民は、何も抵抗することもできずに、ただ、受け入れることを、強要されたことになるのである。

もう一方で、日銀が導入した、マイナス金利は、実際に、日本経済を逆流させる結果を招いたことによって、その後の、日本経済はマイナス成長に陥ることになったのである。

つまり、このような実際に、日銀の導入した金融政策自体は、国民にプラスとなる経済的影響は全く無かっただけでなく、国民の懐から自然とお金を搾取できる構造が、日銀の魔の手によって、これらの金融政策を用いた形で、実際に、作られていたということになるのだ！！

つまり、この異次元緩和を、日銀が、現在でも、止めようとしないのは、国民からの搾取によって、現在の政府自民党に、美味しい思いをさせるためであり、その犠牲にされているのが、私たち、日本国民であるというのが、現実なのである。

それは、なぜならば、政府自民党は、自分たちの思い通りに、国民の財産を、直接的に、ポケットマネーとして、実際に、用いることもできるような立場に、現在、いるためであり、実際に、政府自民党は、日銀を使って、国民の財産からの直接的な搾取を可能にしているということに、他ならないのである。

　そして、実際に、そのような、実際には、目に見えない形での、日本の国からの搾取によって、私達、日本国民は、現在、貧困状態にまで陥っているというのが現実なのである。