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「完全版 科学小説 熱力学的エントロピーの正体」その7ひーろまっつん

 これまで、私が、熱力学エントロピーについて述べてきたことは、すべて、事実に基づいている。

 それではなぜ、これまで熱力学エントロピーは、概念としてしか存在しないものとして、扱われてきたのであろうか?

 その事実に迫りたいと思う。

 それでは、なぜ、これまで熱力学エントロピーは、矛盾した状態を表すとか、あり得ない状態を表しているなどと、言われ続けてきたのであろうか?

 それは熱力学において、熱量Q、絶対温度T、そして、物質の持つ内部エネルギーUについても、全て、プラスの値しか持たない物理量であるため、熱力学エントロピーSだけが、マイナスでも表されるために、計算上においては、矛盾した状態を表すとしか、考えられなかったためであろうと、私は思う。

 しかし、そこには、トリックが存在したのである。

 そのトリックとは、マイナスの熱力学エントロピーを数学的に表す場合には、5通りのマイナスで表せる場合が考えられるが、熱力学エントロピーは、物質の持つ内部エネルギーに起因して発生すると考えた場合には、内部エネルギーはプラスの値しか持たないため、通常の熱力学エントロピーもプラスの値しか持たないことになり、熱力学エントロピーがマイナスで表される場合は、系の内部から外部へのエネルギー放出と、系の外部から内部に対する仕事をもたらす場合の、2通りの場合しか熱力学エントロピーをマイナスで表す場合については考えなくて良くなることを、私は発見した。

 つまり、この2通りのマイナスで表される熱力学エントロピーが実際に起こりうる場合を考えれば良いことになり、私の頭の中では、熱の放出と磁界による磁力(吸引力)の同時発生と、容易に結びついたことから、私は、マイナスの熱力学エントロピーが、電流が電線を流れる時、必ず、熱と、磁界による磁力(吸引力)を同時発生する自然現象を、表していることを発見できたのである。

 しかし、数学の計算上においては、5通りの熱力学エントロピーを表す場合が考えられるため、熱力学エントロピーは、計算上においては、確かに矛盾した考え方になり得るために、矛盾した状態を表すとか、あり得ない状態を表すと言われてきた由縁であろうと、私は考えるのである。

 これで、熱力学エントロピーについての、一つの結論を私が導けたことは、私はとても嬉しい限りである。私の話は、これで一幕終わりにしたいと思う。

 これまで、この作品を熱心に読んでいただいた読者の方に、心からの感謝を申し上げる次第です。

 本当にありがとうございました。

 また、いつの日か、この作品が、きっと輝く日が来ることを夢みて...。

    令和4年9月27日

 奇しくも、今日は安倍元首相の国葬の日である。私は、安倍首相の国葬には反対の立場であるが、この作品が、安倍元首相の供養の糧になれば幸いである。

         ひーろまっつん 松尾 浩一


 あとがき

 私自身は、自分の研究課題に、熱力学エントロピーを選択しました。エントロピーについて学んでいると様々な気づきが出てきます。それが、私の研究の原動力になって、15年余りの間ずっと熱力学エントロピーの研究に、私が、没頭していた理由です。そして、その熱力学が経済学にも応用できると考えた時に、また、新たな希望が湧いてきました。そして現在は、熱力学の研究と並行して、経済力学という新たな学問を考案して、その学問体系を構築する研究の途中にいるのが、今現在の私です。

 私は、この熱力学エントロピーに関する研究では、日本でもトップクラスの実力を持っていると思いますが、この熱力学には計算上のトリックがあることを発見してからというもの、全く、熱力学自体が、簡単な学問のように感じるようになりました。そして、私の発見は、マイナスの熱力学エントロピーが、電線を電流が流れる時に、必ず、同時発生する、熱量と磁界による吸引力を表していることを発見しました。そして、私は、熱量が状態量であるという証拠まで掴んだのです。この熱量については、未だ状態量ではないとする考え方が多数を占めているようですが、私は敢えて、この事実的証拠を基に、その考え方に対して、敢えて、異論を唱えて、殴り込んでいくことにしました。それが、認められることになればいいと思っていますが、どうなるのかまだわかりません。私は、熱力学学会員ではないので、どうなるのかさっぱりわかりません。しかし、私の考え方と理論が正しいことが実証されれば、私の研究は今後もずっと生きると思っています。

 そして、まだ始まったばかりの経済力学ですが、私は、今の日本経済におけるお金の流れを経済のトライアングル(三角形)として表す方法を発見しました。そしてそれについて研究を現在はしています。そして、この経済力学の目的は、経済における現象の完全解明にあると位置付けました。そして、目指すは、ノーベル経済学賞です。また、熱力学の研究中にも数々の発見をしているため、ノーベル物理学賞か、ノーベル化学賞のどちらかがきっと獲得できると思います。その二つのノーベル賞を手中に収めることが、今の私の大きな目標になっているのです。

 また、熱力学エントロピーの研究で、私は、電流が電線を流れる時、必ず、熱と、磁界による磁力(吸引力)を同時発生する自然現象が、熱力学エントロピーの発現であることを発見しました。その自然現象が起こる理由が今まで長い間全くわからなかったと思いますが、私は、この自然現象が、マイナスの熱力学エントロピーそのものの発現であることを発見したのです。熱力学では、負のエントロピーを表す場合に、約束事がありますが、その約束事と完全一致する自然現象が、この場合にあたります。その解明については、私は、熱力学エントロピーが物質の持つ内部エネルギーに起因して発生するエネルギーだと考えたため、その結果、マイナスで表される熱力学エントロピーが、熱力学の約束事の2通りしかないことを発見できたため、その自然現象が起こることと結びつけることが容易にできたのだと思います。

 そして、私が、これまでの熱力学エントロピーの研究を通して気づいたことは、数学だけでは、決して表すことができない科学的理論や自然現象というものが存在するということです。つまり、数学は万能ツールではないということを、私は、熱力学エントロピーの研究において知ることができたことが、私自身の研究における経験という最も大きな財産になったと思っています...。

        令和4年10月3日 

    ひーろまっつん 松尾 浩一


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