林 宏昌(リデザインワーク・スキルキャンバス代表)

自分らしく、柔軟に人生デザインを描ける社会の実現を目指すリデザインワーク社の代表。働き…

林 宏昌(リデザインワーク・スキルキャンバス代表)

自分らしく、柔軟に人生デザインを描ける社会の実現を目指すリデザインワーク社の代表。働き方・生き方、それらを支える人・組織・人事領域テーマを発信しています。←元株式会社ベーシックにて、COO兼CHRO。←元リクルートにて、経営企画室長、広報ブランド推進室長、働き方変革推進室長

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    日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

最近の記事

解雇規制議論-成長産業へのリスキリング加速を目指す

こんにちは。リデザインワークの林です。 自民党総裁の議論でも、解雇規制緩和について盛り上がりましたね。 解雇規制緩和が良いか、悪いかという議論ではなく、 そもそも何を目指したいのか?目指す姿に向けて、この手法は優先順位が高いのか?また、この手法を取る際にケアすべきことや、ステップはどのようなものか? この問いの順番をしっかり見据えて議論を深めていく必要があると思います。 目指す姿は、成長産業への人材流動化以前にも書きましたが、これから日本において労働者人口が圧倒的に不足

    • ご縁の可能性を10倍に広げる視点の持ち方

      こんにちは!リデザインワークの林です。 先日若手の人たちと話をしていた時に、ビジネス交流会に参加したが、新規事業開発のような部門ではない自分たちには、あまり意味がなかった!と振り返りをしていて、もったいない!と思ったので、視点の持ち方について少し書いてみようと思います。 経営者視点(視点の幅と時間軸を広げてみる)を意識することが、ご縁の可能性を広げるポイントです! 視点の幅そのままなのですが、視点を自分の業務の幅から、会社の幅で捉えてみることです。 ビジネスの交流会に

      • 議事録の「自動化と横断検索」により社内情報の見える化が劇的に進化#AIで可能になったこと 

        こんにちは。 リデザインワークの林です。 日経COMEMOから#AIで可能になったことについて意見募集があったので、最近劇的に便利になっている、「議事メモ・議事録自動化からの情報の見える化」について書いてみたいと思います。 僕らが使っている議事メモアプリは、「tl;dv」です。 tl;dv (「too long, didn't view」の略)はAIミーティングアシスタントで、チームのミーティングを記録、書き起こし、要約してくれ、そのクオリティもかなり良いです。 いつも

        • 日本に広がる大課長問題を克服して、成果の上がる組織を再設計しよう。

          こんにちは。 リデザインワークの林です。 多くの会社で、"大課長問題"が発生しています。 部長や事業部長が、課長と同じような仕事をしていることを大課長問題と呼んでいます。 皆さんの会社では大課長問題が起こっていないですか? 大課長問題が発生しているかどうかを確認する5つの質問を用意しました。 部長や事業部長が、今月の数字や成果のことばかりを気にしている 部長や事業部長が、現場がすべき実務を抱え、各論に口を出している 部長や事業部長が、日々の仕事を回すことが中心で、人

        解雇規制議論-成長産業へのリスキリング加速を目指す

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          スタートアップに流れる時間を最速にする4つの重要ポイント

          こんにちは。 リデザインワーク代表の林です。 スタートアップを経営している中で、成長の速度を高めることは、誰にとっても重要な要素の一つです。そのためには、意思決定やオペレーションのスピードをいかに高められるかが重要です。 一方で、スピードを高める中で、組織崩壊や、成長の鈍化が起こっている事例も多数目にします。 今回は、ラクスル株式会社、ジョーシス株式会社創業者のyasukane Matsumotoさんの「会社に流れる”時間”をいかにコントロールするのか」を読んでみるとと

          スタートアップに流れる時間を最速にする4つの重要ポイント

          優秀な人材は、安定に疲れ、変化量の大きい会社に流れている

          こんにちは。 リデザインワーク代表の林です。 最近自分の周りの優秀な人材が、安定に疲れ、会社の変化の無さに疲れて、変化量を求めて転職をしているケースが相次いでいます。 具体的な声を紹介します。 変化の激しい時代に、優秀な人材ほど、会社や事業の課題に向き合い、挑戦や変化すべきテーマを会社に自主的に投げかけています。そんな中、結局危機感が無い、変化できない会社に疲れて、挑戦できる環境に身を転じています。 実際に、人手不足とも相まって、転職環境はとても良い状態が続いており、転

          優秀な人材は、安定に疲れ、変化量の大きい会社に流れている

          スキルベース社会への移行が、人生デザインを柔軟にする

          こんにちは。 リデザインワーク代表の林です。 僕は、「自分で自分の人生を何度でもデザインできる社会」の実現のために生きていきたいと思い、人生ビジョンに設定しています。 そのために、やりたい・やらなければいけないと思っている人生ミッションは、人生デザインを最も固定的にしている「働く」の再設計です。 そして、一人ひとりの「働く」を再設計するために必要なのは、 「スキル」と「ネットワーク」だと思っています。 中でも、「スキル」が重要で、スキルがあれば、どの会社でも活躍できますし

          スキルベース社会への移行が、人生デザインを柔軟にする

          #会社は誰のものか→「熱狂的なユーザーの創造にコミットした、株主・経営者・従業員」のものだ

          こんにちは。 リデザインワーク代表の林です。 日経電子版×noteにて「#会社は誰のもの」という意見募集がありましたので、書いてみたいと思います。 このテーマは過去にも考えたことがありますが、岩井さんが書かれた、 「会社はだれのものか」がとても分かりやすく、これからの時代の会社とは何か?会社はだれのものかを考える上で参考になります。 本書では、「 会 社 の 二 階 建 て 構 造 」 論が書かれています。 「 本 来 モ ノ で し か な い 会 社 が 、 法 律

          #会社は誰のものか→「熱狂的なユーザーの創造にコミットした、株主・経営者・従業員」のものだ

          Z世代のキャリア観考察。「不安」→「選択肢の拡大」がキーワード

          こんにちは。 リデザインワークの林です。 Z世代は、ミレニアム世代や、その上の世代と比べて、仕事に求めることや価値観なども違っていて、どう接すればよいのかわからないとよく話を聞きます。また、同趣旨の記事も多いですね。 今回はZ世代のキャリア観について考えてみたいと思います。 今のZ世代が働き始めた頃には、終身雇用や年功序列もだんだん崩れてきていて、上の世代のように「就社」という考え方は薄くなっていて、新卒で入社したタイミングから、転職可能性などを探る世代としても話題になっ

          Z世代のキャリア観考察。「不安」→「選択肢の拡大」がキーワード

          1年目から経営者になっても使える#仕事のコツ「ありたい姿を描く」×「仕事を1/2の時間で終わらせる」

          こんにちは。 リデザインワーク代表の林です。 日経新聞×noteにて仕事で役に立つノウハウについて、意見募集がありましたので「#仕事のコツ」、書いてみたいと思います。 人それぞれ、仕事のコツや、こだわりなどがあると思うので、皆さんがどんなこだわりや工夫をされているのか僕自身すごく興味があります。良いことはどんどん真似をさせてもらいたいです。 そんな中、僕もいろいろと工夫はありますが、1年目の新人時代から経営を担うようになってからも変わらず大事にしている仕事のコツについて

          1年目から経営者になっても使える#仕事のコツ「ありたい姿を描く」×「仕事を1/2の時間で終わらせる」

          企業のキャリア支援はビール・ピザ片手から始めよう

          こんにちは。リデザインワークの林です。 様々な企業で、従業員の自律的なキャリア構築に向けて、キャリアパスの設計や、リスキルの支援、キャリア面談、人事ローテーションの再設計など様々な打ち手が検討・推進されています。 また、リデザインワークでは、その支援も一緒に進めさせていただいています。 その中でよく話題になる施策としては、職種別のキャリアパスのルート設計や、ジョブ型雇用へのアップデート、タレントマネジメントシステムの導入によって、一人一人の強みや違いの把握、活用などがあり

          企業のキャリア支援はビール・ピザ片手から始めよう

          30才×副業×月20万円をベンチマークしよう。

          こんにちは。リデザインワークの林です。 副業をしている人は年々増加しています。今の会社や本業での年収をどう高めるのか?を考えている人は多いと思いますが、副業の収入をどう高めるのかも考えていくことをおススメしたいと思います。 調査対象などにもよりますが、下記日経の記事では、副業の平均月収が10万円~40万円が4割になっています。本業で、月10万円~40万円収入を高めるのには、数年かかったり、あるいは、もうそんなに増える余地がない(涙)という人もいるのではないかと思います。

          30才×副業×月20万円をベンチマークしよう。

          HRリーダーたちと考える10年後の採用の未来とは (後編 議論まとめ)

          こんにちは。リデザインワークの林です。 先週金曜日は、2/2(人事の日)とのことで、日本の人事部「HRカンファレンスのリーダーズミーティング」にて、企業の人事トップの皆さんたちとのラウンドテーブルにてファシリテーションしてきました。 僕は採用領域で、ビジネスリサーチラボの伊達さんと一緒に、「会社と個人の関係が大きく変わる時代に採用戦略をグランドデザインし直す 人事 TOP の観点とは」というテーマで話ました。 前編では、10年後の採用の未来を考える前提となる環境変化につ

          HRリーダーたちと考える10年後の採用の未来とは (後編 議論まとめ)

          HRリーダーたちと考える10年後の採用の未来とは (前編 環境変化共有)

          こんにちは。リデザインワークの林です。 先週金曜日は、2/2(人事の日)とのことで、日本の人事部「HRカンファレンスのリーダーズミーティング」にて、企業の人事トップの皆さんたちとのラウンドテーブルにてファシリテーションしてきました。 僕は採用領域で、ビジネスリサーチラボの伊達さんと一緒に、「会社と個人の関係が大きく変わる時代に採用戦略をグランドデザインし直す 人事 TOP の観点とは」というテーマで話ました。 各企業において、年々中途採用比率はどんどん高まり、その重要度

          HRリーダーたちと考える10年後の採用の未来とは (前編 環境変化共有)

          さらば!コストカット経営。成長投資による価値創造経営へ。

          こんにちは、リデザインワークの林です! まさに、日本の経営は転換点を迎えていると思います。 今こそ、従来続いてきた、コストを絞り、既存オペレーションを磨きこむことで利益を拡大してきたコストカット経営から、新しい価値を創る、新しいマーケットを開拓して価値を創造する経営に転換していかないといけない。 上場企業の自社株買いが最高の9.6兆円となったことがニュースになりました。僕も投資をしているので、ある側面では非常にうれしいニュースであり、そのことは、現在の株高に影響を与えてい

          さらば!コストカット経営。成長投資による価値創造経営へ。

          全員がマルチハビテーション可能な社会になる

          こんにちは! リデザインワークの林です。 2地域間居住や、マルチハビテーション※は、日本全国の空き家の増加と、政府や地域の後押しによって、一部の人たちだけではなく、望めば、全員にとって身近で、実現可能で、アタリマエになる社会が近づいてきていると思います。 「憧れはあってもお金がかかる」そんなこれまでの慣例はなくなりつつあります。 ※マルチハビテーション(Multi-Habitation)とは、複数の住居を持つライフスタイルのことです。複数拠点、多拠点居住などとも呼ばれます

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