変わらない日々

昨日、帰りの電車でカメラをツンツンしてくる子どもと戯れてて、ふとその子のお母さんが気づいて、すいませんって目が合った瞬間お互いに時が止まった。

昔付き合ってた人でした。

ツイッターでつぶやいた昨日の出来事。
140字でまとめるとこうなった。

その後のお話。

乗り換えの駅が一緒だったから、駅構内のカフェで近況について話そうよって提案されたので、3人で向かった。

元恋人同士と、その間にいる三歳の男の子。
周りから見たら単なる仲睦まじい親子だったんだろうな。

付き合っていたのは、10年以上前の話だから結婚したとか、子ども産まれたとかの情報を何も知らなかったのは当然だった。

彼女は今の生活がすごく幸せであることを彼を見ながら楽しそうに話してくれた。

僕はそれに対して、特に深い感情を抱くことなく男の子と遊びながら淡々と聴いていた。

カメラマンと付き合うとたくさん写真残してもらえるけど、2人の写真減りそうだよねっていう話をしたことくらいしかちゃんと覚えてない。

30分くらいで、その謎の3人の時間は終わった。

最後に彼女は、"今度会うことがあったらその時は家族写真を撮ってね！"と昔と変わらないえくぼを見せながら手を振ってさよならした。

未だに嘘をつく時の癖は治ってないんだな、と思いながら何とも言えない気持ちで電車に乗った。

なんか小説にありそうなチープな展開だなとか思いながらも、現実に起こるんだなって不思議な日だった。昨日撮った写真めちゃくちゃいいのでぜひに見てください！