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夜さんぽ

先生は、さっきから誰かとしゃべっているようだ。
暗闇のせいか、それとも、僕の頭がおかしくなったのか、先生は、僕には見えない誰かと、時々笑いながら、ずっと話し続けている。
「夜の散歩に行きましょう」
そう誘ってきたのは先生のくせに……。そう思うと涙が出てきそうになって夜空を見上げた。

【御礼】ありがとうございます♥