オタク生まれてはじめてブロマイドを買う
人生において今までブロマイドを買ったことがなく、しかも徹底した二次元至上主義者なので生身の人間の写真を飾る意味がわからず、どうして舞台に通うオタクはブロマイドを積むのかがずっと不思議だった。
ブロマイドはオタクの忌み嫌うブラインド商品である。封を切るまで中身を知ることができない、それどころかその中身はランダムであり欲しいものが確実に手に入るわけではない。
それなのに何故オタクはブロマイドを買うのか
一枚二百円はグッズ単価としてはまだ安い
しかしその二百円も塵も積もればなんとならで、欲しいものが手に入るまで購入し続ければかなりの枚数=かなりの値段になってしまう。
ブロマイドを積む行為というのは不確実性があり、非効率的であり、非合理的である。
それにブロマイドである意味がない。キャラクターが見たいのであれば動いている姿、つまりは配信や円盤で観ればいいし、写真であれば公式アカウントや俳優が載せる画像で十分である。それなのにわざわざブロマイドを買わせる文化は悪しき風習と言っても過言ではない。
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