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とりあえず文劇7の感想

ま〜じで駄文、雑文の類だから時間を無駄にしたくない人は読まないでおこう!それか文劇7を見て自分で感想を書こうね!楽しみに待っているから!
みなさん?文劇7見ましたか?私は見ました。だからこそこんなにも落ち着かないんです。え〜ん何この舞台〜誰かと気持ちを共有してぇ〜それなのに初日ってネタバレない代わりに気持ちの発散難しくないですか!?



なんと今回の文劇7は柿落とし!新設のシアターHという劇場で公演しちゃいます!いや舞台なら他にも色々あるやん!自分では文劇が2.5舞台のかなりアナーキーな立ち位置にいると思っているので、そんな有り難い公演が文劇7でいいんですか!?の気持ち。だって終わりよければすべてよしの理屈でめちゃくちゃ痛めつけて来るよ!年々誰かが縛り付けられたりするし…男が悶え苦しみ嬲られるのが文劇…(お司書は別にそういう展開を望んではいないのでこれ完璧演出の趣味だろ!)そんなのを小中学生を無料で招待して見せるとか癖歪むぞ…とか思ってたらなんか想像するより酷かったわ!トラウマになるレベルの絶叫だったわ!臓器のぐちゃって音したぞ!!シアターHの音響がいいせいで余計グロいわ!!マジで配信より生を浴びた方がいいよ。

シアターHいい劇場ですね…大井競馬場の前だから牧場の匂いすごいけど。でも競馬場が目の前にあるから賭け事でお金増やせるし(バカ言うな!)平日にご飯にもありつけてありがたい!あとアクセスが浜松町→モノレールでちょっと不便。モノレール乗るとテンション上がるけどね。地方オタクは素直に宿泊しましょう。東京の宿代クッソ高いけど!劇場自体は見切れもなく、音響良く、硬過ぎず柔らか過ぎずなクッション性、トイレも多く、物販スペースも確保されてる良い劇場。2階最後方端っこの席でもちゃんと観れたよ。表情見るには双眼鏡必要だったけど。あと1階後方は前の人の頭で時折見えなくなることがあるらしい。(いっそ2階の方がいいよ)そして客降りよ!もう最前列は神の席だと言っていい。絡みがある。通路側でも文豪やブルズ通るから羨ましい〜!2階席は下で何してるか前の方しか見れねぇよ。

そういえばゲーム先行は2階席多かったらしいね。なんか知り合い多かったわ。会っていないけれど!!舞台行く前はS席でこんな末端な席当てやがってと不満垂れるけど観劇した後はその不満がなくなってる不思議。だけど良席で見たいよ〜!!いや人の迷惑考えると座高あるから後ろや2階にいろって話だけど。身長140cmも170cmも同じような椅子に座らないといけないから修羅よね。

そうだ、これから行く人は防寒対策しておこう。空調がガンガン効いている。蒸し暑い6月でこれだから秋以降は極寒になるんだろうか?機械の近くはあったかいらしい。あと爆音、低音も響く。感覚繊細な人は耳栓持ってった方がいいかも。(最近ライブ用耳栓とか売ってるよね)あとちょっと1階の人は光が眩しいかも。その分2階席より没入感すごいんだけどね。光といえばやっぱり光の演出もいいぞ。青い光に満たされると文劇だなぁと思う。私は四角い光が集まった木漏れ日みたいな光が特に好きだった。温かみのある金色っていいよね。あとキャラクターがイメージカラーの光浴びるやつ好き好き大好き。そしてセットも好き。穴の空いた障子みたいな舞台のセットっぽくて座敷牢みたいに見えたけど、原稿用紙とも言ってる人もいて色んな見え方あるなぁと。下段中央に鏡があるんだけどマジックミラーのような使われ方してて最高。偽者の演出も届かない者への演出にもできるっていうね。仮想と現実、虚偽と真実なんて空間の行き来がいいなって。有識者によれば演出によるマジック趣味かもだって。そして文劇は本当に影も好きだよね。捉えられた文豪であるとか、見えないところで戦ってる文豪の演出だとか、影絵風味が大好きだから今回みたいなつるの恩返し的襖は相性いいよ。

舞台セット上段と下段があって、まさか上から多喜二が飛び降りるなんて思ってなかったし、その人休養明けじゃなかった!?上り下りできる梯子みたいなのもあったり、やっぱ舞台上で必要なのは運動神経なんだよな。

運動と言ったら今回の殺陣やばかった。いつもヤバいんだけどさらにパワーアップというか休み時間あるのコレってくらい戦闘の連続。コメディパートですら戦闘中なのよ!?お司書の息が続かねぇよ!全員で戦闘してるのにごちゃごちゃ感がないってすごいし、身のこなしやアクションの見せ方がもう上手い…狭い舞台の上でやってるのが信じられないくらいカッコいい。結局文劇の良いところってなんですか?という話になると役者なのかシナリオなのか演出なのかウィッグなのか迷うけど間違いなく殺陣も入っている。あれは命削ってやってる(怪我しないでね)アクション監督まっちーだけど、まっちーは文劇の何になろうとしている…?首領と書いてドン…?文劇…いいよね…みんながみんな最高の舞台を作ろうと努力してくれてるおかげで最高の舞台が観れる…ゲーム本編に動きがなくても文劇あると一気に文アル熱が加熱するもの…早く新文豪を出せ…こちとら三島由紀夫をリリース日から待ち望んでいるんやぞ…

ここまで長々と書いたけど、登場キャラ&あらすじ

今回は志賀直哉と小林多喜二が主役なのかしら…?最後も二人セットで登場したし…

実はこの二人は人気キャラなのである。
文アルリリース当初の回想で二人の関係性が明かされそのままドボンした人も多かったという。描き下ろし人気投票でも上位だったしね(太宰治や芥川龍之介も人気だけど、虹文豪は描き下ろし多かったからその時は避けられてた)しかしメディア露出が多い、白樺派や無頼派に比べるとプロレタリア組というのは世情もあってか出しづらい。特に小林多喜二はその背景もあってか触れちゃいけない空気すらある。ネットじゃ共産主義や共産党員なんてアウト扱いだしね。それなのに出してきたのが文劇…怖いものなしかよ。ちなみに中野重治、徳永直はもういる。それから満を持して登場したんだよ。

お司書の中での小林多喜二は暗い過去ばかり連想されていたけれど、文アル(?)を通して本人のラテン系エピソードが知られるようになり(恋文が情熱的ですごい)拷問死という強烈なエピソードから離れて別側面を見られるようになったりね。なんかもう愛着がすごい。ゲーム内設定では大食いキャラ扱いされてたりで、しんどいからかわいいが定着していたのに文劇7での多喜二は原点回帰というか、小林多喜二を演じる上でどうしても避けられない部分がフィーチャーされてた。=それは文学への想いで、多喜二にとって文学は武器でみんなを守るためのものであって、人の幸せを願うもの。だから文学は捨てられないし捨てなかったせいで死んでしまうというね…文学に対しての殉教なのだけど、だとしても多喜二自身にも思うことはあるらしく、公権力に目をつけられた自分を見離し転向した同士たち、やっぱみんな我が身がかわいいという現実…それは転生しなければ知らなくて済んだ話なんだけど、文アルは転生してるからさぁ…

公権力が絶対の力を持っているご時世、自分の身もどうなるかわからないのに小林多喜二という人間に言及した志賀直哉という男。そんなん好きになるって決まってるやろがい!小林多喜二にとって志賀直哉は尊敬する憧れの先輩でもあり、心を守ってくれた一筋の光でもある。だからこそ多喜二はナオヤサンを守りたい。生前のこともあり人間不信気味な多喜二が無条件に信じられる相手が直哉なんじゃないかなって思う。

そんな二人がメインだからさぁ大変だ。オタクはもうどうにかなってしまう。リリース当初から匂わされてた関係性がその後音沙汰なしだったのに熟成されて帰ってきてしまった!

ってか文劇大好きな志賀直哉役の谷佳樹さんが出る時点でみんな見たいじゃんね。役者に文アルのファン(お司書)がいるからもう面白い。挨拶が「文アル大好きです」ではじまったもの…そして脚なげぇぇぇ2階席から見てもスタイルが良すぎる。(舞台俳優ってすごい!)ビジュアルだけではなく全部が強い。作中での志賀直哉の強さと耐久力も異常だけど、たにやんのバイタリティも異常で、あれだけ華麗に殺陣をこなしつつ叫びつつよく持つなと…私は椅子に座ってるだけでヨボヨボなのに。どうしてそんなに強いの?回答:神様だから。そんでもってこんな100%イケメンで構成させている男が杉江大志さん演じる武者小路実篤相手に振り回されたりタジタジになったりしているところが面白い。

ムシャは普段はおちゃらけてたり空気読めなかったりそれこそお目出度い人なんだけど、いざという時はやっぱり頼れるリーダーなんだなと。里見弴に成りすまして有島武郎傷つけた侵蝕者に対して無言で斬りかかるムシャの圧がすごくてホントに好き。怒らせると怖いしやっぱり強い。それなのにコメディパート面白いし身振り手振りが本当にキュートなんだよ。座る時に長い裾を手でふさぁってやってから座るの!ノーブルなの!ムードメーカーでいると場がパッと華やかになるムシャもとい杉江さんいいよね。そして当たり判定広そうな殺陣であるとか斬りかかってる時の横顔がいいんだ…

多喜二役の泰江和明さんは叫び声がすんごい!!耳が裂けるが??喉潰れてしまうが??舞台震えるが??ってかマジで会場が無言でどよめいて凍りついて凄まじかった。まさかそんな酷い目に遭わせるなんて思わないじゃん地獄か?音量調整の問題なのか声を拾えないところあるのが少し残念ね…声量が凄過ぎて(いや普通そんなださねぇよって声出す)現場も混乱してるのか?文劇は多喜二の絶叫が見どころ(?)だからせっかくの熱が冷めないようにして欲しいね。

最初にビジュアル出た時点で反響すごかったけど、めっちゃ多喜二。志賀役より身長が少し高いのもいい。多喜二を知らないと無口でクールなキャラに見えるけど実は愛に溢れた男、文劇は愛の強さ出てて良かったよね。文劇5の粂みたいにずっと痛めつけられてるキャラだったから役の人は多分めちゃくちゃ大変。話を通してずっと姫。檻に閉じ込められたプリンセスみたいなポジションなのに蓋を開けて出てみればゴリラというかバケモン。押さえつけてた侵蝕者の苦労に想いを馳せてしまう。多喜二姫っぽいシーン、志賀に守ってもらえて啄木に肩を貸してもらえるってところで、道を切り開く男と一緒に逃げる男がいるところなんだけど、この二人どっちも多喜二が尊敬する憧れの人で、大好きな人間が自分を助けに来たわけだから夢小説かよ!って突っ込んじゃう。PTSD発症したっぽい多喜二を志賀が抱きしめるシーンあるんだけど、あれいいよね…抱きしめてやれよ!って思ってたら本当に抱きしめてた。ただのハグとかじゃなくて魂の共有のような慈愛のようなさぁ宗教じみたハグだったよ…やっぱ志賀直哉は神様だわ。そういえば多喜二って自分が痛めつけられるより志賀を傷つけられる方が苦しむってそういうところ!!やっぱ愛の男なんだな…

石川啄木は本当に石川啄木だった。
まず声が綺麗すぎる。声を発する度に心地よくてビックリするから。滑舌も良いから芝居がかった台詞回し、口上なんかがすごいよく似合う。それでいてドスの効いた声も得意とか本当に啄木なんだよ。ガラの悪い演技が好き過ぎるし得意過ぎる。ゲームみたいにか細い声で短歌呟いて欲しい。(働けどの亜種はあったけど)設定はやっぱり病弱なんだけどすばしっこい動きが得意で銃スタイルだから中也が出てきて冷や冷やした…。そしてアクロバティックな殺陣が素晴らしい。戦闘が足蹴りスタイルで回し蹴りの鮮やかさね。多喜二の武器(純文学は刃になる)を代わりに扱うシーン、小説家になりたかった啄木を思うと泣いちゃうよね。

高村光太郎役

これホントもう動くと目が釘付けになるというか殺陣が本当にすごくて、マスケット銃持って戦うんだけど弾丸だけじゃなくて銃身使っても戦うし近接攻撃だって得意だからもうどうしろと!?遠距離攻撃してくるキャラが白兵戦も得意なんてダメだろ。無法すぎる。武術の心得もある一面出していて良かった。文アルゲームだと面倒見の良いお兄さん?お母さん?のようなキャラで森田さんの声もあって穏やかさが際立つのだけど、文劇は一匹狼風。史実やゲームでは白樺派とは面識あるキャラなんだけど今回は距離感遠め。そして戦う意志も低め。最初見てたら高村光太郎がこんな弱いわけないだろ!って解釈違いを起こしそうになるんだけど、ちゃんと理由があって目的がないと戦わないの…しかもそれが里見弴というさぁ…誰かを愛する人間を愛するというスタンスなんだよ。(里見弴からの志賀直哉への感情は同性愛っぽいけど、そこの区別ないところも好き)智恵子抄に代表されるように離別の悲しみを知っているから共感しちゃうのさぁ…。最後の方は有島兄弟のガードマンみたいになってて殿勤めてるの良かった。

石川啄木と高村光太郎

同じ明星派の繋がりがあって(アレ明星派の説明無かったな!?)何かと一緒にいる二人。よく背中合わせのポーズするからバディ感強いんだよ!シガムシャの親友とも、トンタケの兄弟とも違うような悪友または腐れ縁バディ…みんな好きでしょ?不良とおぼっちゃま、劣等生と優等生、不真面目と真面目みたいなさぁ…でも文劇の啄木って真面目だし余計なことはしないし戦う意志ちゃんとあって仲間の心配もしてるっていうね…(自分の出る幕を間違えない男大好き)ペンで戦うっていう意味では啄木はプロレタリアに近いのかもしれない…それに比べるとそんな戦う気のない光太郎さん。戦えるけど戦わない戦いたくないみたいな、そして仲間ともそんな連む気がない。だけどそんな光太郎さんの手を引っ張ったり肩を押したりしてる啄木見ちゃうとさぁ〜!舞台捌ける時の啄木率よ。そりゃ光太郎さんからお金を借りる仲だけど、それだけじゃないだろぉ〜!なんだ…その…その絡みは〜!わからない…光太郎さんだって草野心平来たら原作通りの甘やかしお兄さんになったりするのかもしれない…なんかまだ智恵子のことを昇華しきれてない時期なのかな。だから里見弴だけ気になる感。

あと言い忘れてた!!銃の扱い方ね!!
銃声の鋭い音と鈍い音の違いも好きだけど、発砲した後の大袈裟な反動と、小さな揺らぎの違いも好きなんだよ!!啄木は高火力の銃弾を発射するから全身で受け流してるように?制御しきれてないように?見えるけど、光太郎さんは全身で受け止めてる感じがする。体幹しっかりしてるからブレないみたいな。戦い方も必死で争う啄木のスタイルと淡々と処理してるような光太郎さんのスタイルが対照的でねもうね…動と静、生と死のコントラストみたいで大好き。

里見弴

めっちゃいいよね…ナイフ投げつける戦闘スタイルなんだけど、現実にそれをやったら危ないから投げてる風よ。それでもちゃんと説得力がある動きしてるし、なんなら動きについてはピカイチ。あんな脚のライン出る衣装を履ける奇跡と伸縮性どうなってるのあのパンツの奇跡を感じてる。それくらい大股開いて戦うのよ!柔軟性のある体からアクロバティックな動きが出てくるし身のこなしが軽過ぎる。澤邊寧央さん体が柔らかすぎて最後のお辞儀で床に頭つきそうなのヤバい。(私はヘルニアだから前屈ができない)じゃあ動きだけが凄いの?ってなるけど演技もすごい。ブルズと文豪のいいとこ取りみたいなね。ヴィランになった時の演技が好き過ぎるのわかって…意地悪な演技とかあざとい演技絶対得意やん…かわいい顔してやることがエゲツないとか蹴りが早すぎて目視できないとかね、まーじで見どころあり過ぎる。笑顔が眩しい。もうなんでも買ってあげたくなる…そういう感じの弟キャラを演じてくれてる。障子から顔出してる時の可愛さよ。しかも原作CVは石田彰です。兄の有島武郎は保志総一朗!ぜひプレイしてみよう!

そういえば私は文アルは男同士の三角関係を眺めるゲームだって言い続けてるけど、志賀と武者が運命すぎて里見弴の負けヒロイン感よ。だからこそ好きな人の一番になれないことの苦しみって幅広く共感できるんじゃないかな!?文劇見てる女性陣どう!?私が腐女子だからそう感じてるだけかな!?いや志賀と多喜二の手紙だって、志賀と里見の関係だって史実だし、史実を原作のおっさん達が再解釈して、舞台のおっさん達が再構築してるみたいな!?何が言いたいかといえば文劇はラブストーリーとして見た方がスンナリ入ってくることがあるということ!

有島武郎

劇島の誕生からもう5年経ったの!?時間の流れ早過ぎる…劇島って何?って聞かれたら原作ゲームの有島武郎からかけ離れ過ぎて別物扱いされてた愛すべきネタキャラの有島よ。容姿端麗儚さの化身のような見た目をしておきながらどっからそんな声出るんだというクソデカハイテンション声が特徴。今回の劇島はちゃんと武郎だったよ。居眠りキャラ付与されてたし。弟の里見弴がいるからちゃんとお兄ちゃんしてた。過保護過ぎるくらいなんだけどやっぱり史実で置いていってしまった負い目とかあるのかな武郎兄…それか兄らしいことしてやれなかったとかね。そんなんで人一倍弟想いなお兄ちゃん。弴自体が甘えん坊で寂しがり屋みたいなところあるからバランスがいい。でもそのせいで志賀との関係が悪化するとね…

そういえば劇島、初回はまだ大人しかったけど二日目からだんだん劇島っぽさ出てきてた笑。劇島が激しいと私は嬉しい。杉咲真広さん立ち姿も寝姿もめっちゃ美人なんだけど、やっぱ劇島の味忘れられなくて…変な味であることは間違いないけど。そういえば5年分の成長も浴びた気がする。ってかいつの間にか改名してる!?2の時の武郎も良かったけど、7は守るべき弟のために奮闘する姿がいいんだよね。感情のこもった演技と殺陣が重苦しくて激しくて。武郎といったら逆手持ちの刃なんだけど、あれって普通に持つよりうんと難しいだろうし、強さも設定されてるから武郎自身は志賀や武者よりはパワーが劣っていて、バッサバッサと敵をねじ伏せるような戦闘スタイルでもない。刃で攻撃受け止めて相手の隙をついて掻っ切るみたいなやり方。その武器の性質上重心が低くて下から横からな攻撃だし、逆手持ちは手首の動きが重要になってくるから、マジで戦いづらいだろうにありしーそんな苦労みせないでスマートに戦ってるのがいい…やっぱあの武器の回転好きなんだわ。文劇って戦い方に根拠と説得力があるから好きなんだけど、誰かわかってくれん!?

シガはもうヒーローショーみたいな王道の戦い方するんだけど、華やかでありつつも無駄や隙がないし、ムシャはそれに比べると余計な動きしてはしゃいでたりするのに、動きは風のように軽やかだったりしてね…

殺陣といえば今回広津和郎役の新正俊さん。
実は広津和郎が戦ってるシーンって他のキャラより少ないしやられてるシーンが多かった気がする。武器でいえば日本刀らしい日本刀でダイナミックな動きで切り掛かっている。まるで時代劇かっていうね笑。直線的な動きが刃と組み合わさってすごい綺麗だった記憶がある。絶対動けるだろ〜!もっと殺陣を見せろ〜!って思うのに、文劇内では文豪の強さに差があるから広津和郎は多分敢えて弱い演技をしている。

広津の立ち位置はジャーナリスト枠で島崎藤村みたいだったり、引率の江戸川乱歩みたいだったりするんだけど、本人は真面目なのにどこか抜けてるところがあって頼りになるかならんかの危ういラインにいる笑(そう思うとあの二人は不謹慎だけど安定性はあるんだな)クールなキャラクターでありドジっ子でもあり、まぁ司書からすれば可愛いやつだよ多分。でも正直広津和郎のカッコいいシーンもっと見たかったよ!!文劇4の里見弴みたいに続編で本領発揮するキャラなんだと思う。ゲーム?史実?の広津和郎は正義感強くて、それこそペンの力で戦うをしてきた人であるし、交友関係も広くて尾崎一門や批評家連中とも仲良いんだよね。いつか文劇に出るであろう広津柳浪や正宗白鳥の幻影よ…

新正俊さんビジュアルもいいけど、声もいいよね。なんかもう声優なんじゃないかと聞いてるうちに思えてくる。同じく声が良過ぎる啄木とのデュエット考えついたのマジで天才。あと衣装が舞台映えするんだよ。羽織りが殺陣映えするし、金の紐の装飾が目立つ。遠くから見ると青いてるてる坊主みたいでかわいいなって。

文劇7今思い返しても良いなって…
白樺派が出てくる話って独立して成立してるし深刻になり過ぎない雰囲気あるから気軽に勧められるよね。あと後味が良過ぎる。志賀と武者がいたらそこが楽園なんだよ。初日からだんだんコメディ色も増えてってるしこの先どうなっていくんだろ(笑)ちなみに今日は配信あるから多分初見の感想と悲鳴が響き渡る…みんな文劇7を見てくれ…損はしないから…

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