列車はいいね『続・尻手短絡線』
何の下調べもせずに、突如思い立って行ってきた尻手短絡線です。
(前回の列車はいいね『尻手短絡線』はこちら↓)
尻手駅からスタートして『踏切を探しては少し待ってみる』を繰り返し、ついに何も目撃することなく最後の踏切まで来てしまいました。最後の踏切は二ヶ領踏切です。
ほんとは貨物なんて走ってないんだ・・・。そんな思いが脳裏をかすめました。ここまでたどってきた各踏切を思い起こしてみると確かにそうだよなと、どこかで納得する自分がいました。
だってこんなに静かで穏やかな町の、こんなにかわいい踏切を、どう考えても貨物がぐおぉっと走り抜けるってないだろうよ、ないない、ないよね、そもそも想像がつかないよ、てゆーかそもそも私は線路の様子を見に来ただけだもんね・・・などとやさぐれていた
ところ、そのムードをぶち破るが如く
カーンカーンカーンカーン!!!!
なにぃっ?なんやてぇぇっ!!
突然の警笛音に激しく慌てました。そして、
①まずめちゃくちゃビックリした!
②で、どっちから来るの?どっちどっち??
さらに、
③誰もいなかったはずの踏切付近に『あ、来るよ!』と突如見物兄さん2人が私の真ん前に入り込む
④通過待ちの車が2台停車、私すみっこに追いやられる
⑤遮断機がめちゃ近で警笛音が耳直撃で爆音
⑥それよりも写真で撮るのか動画で撮るのか!どうするんだ私っ!
これらがまるっと一個になって私に一瞬で襲いかかり大パニック状態に。その時の慌てぶりがコレ笑↓
あー慌てた慌てた!
おそらく私はこの時一人で『え゛ー!』とか『あ゛ー!』とか言っていたと思います。
⑥の写真か動画かで焦ったのは、一度おかしな体験をしているからなのですが(これは別途書きたいと思います)、とにかく脳内フル回転で判断し、大慌てで撮った動画がコレです。私がガリガリ飴ちゃんを噛み砕く音が入ってるかもしれませんー。
いきなり来ちゃったから縦撮り一択、最後のスローにリピートしているのは私の体感を表現してみましたよ笑
いやー、それにしてもすごかったなー。こんな閑静な住宅街にゴリゴリ貨物が通過するなんてありえないよと思ったその瞬間にコレだもんね。と言うか、
本当に普通に通ってた!
この貨物が通過した後しばらくはあまり記憶がないです(『貨物』という言い方でなく『EFなんとか○○○○レ』とか言えるようになりたいなー)。
記憶がないどころか、この辺からなんでか脳内でボブディランのLike a rolling stoneが流れ出しちゃってなんかパァァっとしちゃったというか。そこからはもうふわぁ〜と浮遊する生命体みたいな感じで、どこに向かうでもなくゆらゆらと足が向く方向へニヤニヤしながら無重力で移動して行ったのでした。
雲一つない、よく晴れた土曜の午前
静かで穏やかな町の中を
ガチンコ貨物は、通り抜けて行きました
嗚呼、物流!
尻手短絡線はとってもいいね!
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