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槍ヶ岳~笠ヶ岳(日本百名山#93)

2021年7月30日~8月1日

2021年度の夏山テン泊ツアーは、前年行きそびれた2つの山を繋いでみました。
メインは未踏の笠ヶ岳。
・健脚なら日帰りも出来なくはないらしいが、相当きついらしい。
・せっかく登ったのにすぐに下りてきちゃうのはもったいない。
どうせなら縦走しようと思い、前年度に折立から入り、黒部五郎岳を経て笠ヶ岳に登り、アクセスの良い新穂高に降りる計画を立てたものの、コロナのために笠ヶ岳山荘がクローズされ、断念。
今年は折立よりはるかにアクセスの良い上高地から入り、槍ヶ岳とセットにしてみました。

行程

■上高地5:30 →13:30槍ヶ岳山荘(泊)⇔槍ヶ岳
 槍ヶ岳山荘5:30→9:30双六小屋→15:30笠ヶ岳山荘(泊)
 笠ヶ岳⇔笠ヶ岳山荘5:20→12:20新穂高

1日目(上高地から槍ヶ岳山荘まで)

上高地から槍ヶ岳は踏破済み&初日に奥穂や南岳まで登ったこともあるので、槍ヶ岳山荘まで登ることに不安はなかったです。すんごいしんどいにちがいないという覚悟はあったけど(笑)
このルートの良いところは天狗原分岐近くまで水を担がなくても大丈夫なこと。水の補給が断たれるとともに一気に標高をあげていくエグいルートだけど、ゆっくり歩いていればいずれ着くこと。
早い者勝ちの槍ヶ岳山荘のテント場ですが、まだまだ余裕があり、好きなところに張ることができました。

初めて槍ヶ岳に登った時もテントを背負ってきましたが、テン場のトイレが唯一残念な点でした。
が、めちゃくちゃ綺麗になってました\(^o^)/

2日目(槍ヶ岳山荘から西鎌尾根経由で笠ヶ岳山荘まで)


テン場から見る朝日と槍ヶ岳

この日もロングコースを歩くので、槍ヶ岳山頂には登らず、テント場から朝日を見ました。その場にいる人同じ方向を向き、まだかまだかと待つ時間、朝日が昇った瞬間の歓声、好きです。その場でしか味わえない一体感を堪能した後、さぁ出発だ。


壁のような槍ヶ岳への道。ここを下ってきた。

まずは西鎌尾根を歩いて双六小屋に向かいます。ここはTJARのコースでもあり、選手たちは私たちが下ってきたところを登り詰めていくわけで・・・いや、もう、忘れ物しても諦めるレベルの急登よ(^^;)

この日の目的地。遠いな…

幸い、忘れ物もなく、順調に笠ヶ岳を目指して歩いてます。槍~奥穂~西穂の影の向こうに笠ヶ岳どーん。下りきってから登り返すわけじゃないのだけが救いか(;^ω^)
途中の双六小屋で大休憩を取ってからも延々と歩き、もう無理って思う頃にテント場に到着しました。

テント場から見上げる山頂と山小屋

山小屋とテント場が離れているところも多いけど、ここも結構離れてます。
しかもトイレは山小屋にしかない。
しかも岩だらけの不安定な道&雪渓トラバース、この区間だけでふつーに滑落しそうですが・・・
幸いガスってきたので、山頂は翌日に登ることにして、テン場でぐったりしてました(^^;)

3日目

最終日の朝、テン場のあたりはガスってる・・・。
前日登頂していないので、とりあえず行くしかない。どっちみち山荘まで登らないとトイレもないし。しかーし、山頂に着くと、ガスが晴れ、素晴らしいサンライズショーが見れました\(^o^)/

笠ヶ岳から見るサンライズ。大槍小槍ばっちり。

あとはテントを回収して笠新道を下るだけ。悪名高い笠新道だけど、下りなら・・・と思ったら、下りも相当しんどかったです。
デカい荷物背負って登ってくる人とすれ違う際、心底ここから登らなくて良かったと思いましたもん。槍に登るのと変わらないかもしれないけど(笑)

初日に南岳まで行き、2日目に槍経由で双六小屋、3日目は笠ヶ岳までとするか、降りちゃうか、も考えましたが、
3泊4日はメンタル限界(着替えたい、お風呂に入りたい)、2泊だとさらにハードになるし、下山後に帰京するためのバスに間に合わないと困る、と思って、今回のルートにしました。
これでもまぁまぁハードなので、体力的にしんどければ山小屋利用もありかな(ないな、私は)。

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